三軒茶屋星座館1 冬のオリオン (講談社文庫) [Kindle]

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  • 三軒茶屋でプラネタリウムのあるバーを営む和真と、その双子の兄の創馬、その娘の月子。そしてバーの常連客たちを巡ったお話で、毎回和真が星座にまつわるお話をする、というのがお決まりになっている人情ドラマ。二人をお父さんと呼ぶ月子がかわいらしい。すんなり読めた。続きを読もうかと悩むところ。

  • 星座(プラネタリウム)が見れるバーを経営する主人公の元に10年ぶりに弟が娘をつれてやってくるところから話はスタート

    神話の神様達の話を現代風に置き換えてゆるーく解説しちゃったり。それでお客さんの心も救います。
    ギリシャ神話にふれるキッカケになるかも?

  • いろんな人の人生とギリシャ神話の掛け合わせが面白かった

  • 「和真は俺の兄貴で……そして今日から、月子のもうひとりのお父さんだ」
    三軒茶屋の裏路地にひっそりと佇むプラネタリウム(兼バー)。酔客たちに星座の講釈を聞かせる店主・和真のもとに、10年ぶりに弟・創馬が帰ってきた。娘だという美少女・月子を連れて。18歳年上に夢中な高校生、彼氏の浮気を疑うキャバ嬢、筋肉フェチのオカマ、ウーロン茶一筋の謎の老人、不思議な客たちが集まる店で、“親子3人”の奇妙な共同生活が始まるが……。辛いことがあったら夜空を見上げればいい。僕たちよりもずっと昔から悩んできた、星たちの物語が広がっているから――。読めば心温まる、人生讃歌エンターテインメント!
    (2013年)
    --- 目次 ---
    第一章 オリオン座
    第二章 おおいぬ座
    第三章 山羊座
    第四章 水瓶座
    第五章 うお座

  • Amazonでkindle無料配布。
    初読の作家さんであったが、非常に相性がよろしかった。各星座で1つの短編をなし、時の経過がわかる。
    三軒茶屋のプラネタリウムバーが舞台。ここに高校生まで住んでいたので、街並みが簡単に思い浮かべられて楽しかった。その意味では香菜理屋も実に好きだった。実際にはこんな店はないのだが、ありそう、ではある。釣り堀は確かに三茶にあったような気がする。昔すぎて思い出せないんだけど、あったんじゃなかったかな。
    星座の話=ギリシア神話なのだが、会話を現代風にして聞かせるのがユニークで読みやすい。ああ、そうかもね。って思う。でもイケメン、美女率高すぎw
    後3冊あるのだが、読みたいと思ってる。とりあえずはセールを待つ。

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著者プロフィール

作家。1976年東京都生まれ。慶応義塾大学経済学部卒。東京三菱銀行退行後、バーテンダー、香水プランナーなどを経て、小説「シャンペイン・キャデラック」で三田文學新人賞を受賞しデビュー。主な著書に「オワ婚」(2012年/幻冬舎)、「三軒茶屋星座館」シリーズ(講談社)など。映画やドラマの脚本も多数手掛ける。

「2021年 『恋侍 ー中目黒世直し編ー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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