大学で学ぶゾンビ学~人はなぜゾンビに惹かれるのか~ (扶桑社BOOKS新書) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 近畿大学の「現代文化論」「メディア社会学」で使われている著者のテキストから抽出、アップデートした本書。学生時代には真面目に講義に出なかったくせに、今になってこの種の本には飛びついてしまう。メインはコンテンツとしての「ゾンビ」の表され方と、その時々の社会背景の変遷を見ながら、なぜゾンビというコンテキストがここまで受け入れられてきたのかを見ていく。後半、基本日本のみの話で、グローバルなコンテキストが薄れるが、サブカル大好きなら、むしろ後半の方が楽しめる。ハードなレポート課題なくエッセンスを楽しめて最高。

  • ゾンビもの好きが高じて、大学で「ゾンビ」をどのように教えているのかを知りたくなり購入したのが本書。流石に専門家としてトピックを捉えているだけあり、自分が知らないような作品まで押さえられている。

    内容としては当たり前だが"ゾンビ"というテーマに対して、学問的なアプローチを行なっており、すごく面白い小ネタが出てくるというよりも、どのように作品や時代背景を解釈すれば良いのかという話が主になってくる。著者は観光学で博士を取得しているが、テキスト分析などはかなり文学系の知見を活用しているようだ。

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著者プロフィール

大阪府生まれ。守口市立小学校教員。大阪教育大学中学校教員養成課程社会専攻卒業後、守口市の小学校教職員として、市内小学校に勤務。社会科教育、人権教育の実践研究に日々とりくんでいる。

「2024年 『豊かな部落史の学びのために』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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