DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー 2020年 7月号 [雑誌](特集:リーダーという仕事/ソニー 吉田憲一郎社長 インタビュー ほか)
- ダイヤモンド社 (2020年6月10日発売)
- Amazon.co.jp ・雑誌
- / ISBN・EAN: 4910059690700
感想・レビュー・書評
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●優れたリーダーは何をすべきなのか、その指標を与えてくれる特集だった。
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◯シェアードリーダーシップ
・メンバー同士が相互にリーダーシップを発揮し合うシェアードリーダーシップ、その定着には、チーム内での役割をいかに構築し、どのように規範を形成するかがぽいん
・ビジョンやパーパスは事業環境に左右されない指針として大事だが、その下位の目標は無数に設定できるためこれだけでは人は動きにくい。ミドルマネージャーは下位目標を如何に設定するかが重要かイシュー
・忖度はリーダーシップの結果
・リーダーが心がけること、余白を生むこと、自律的な活動には余裕がないとできない
◯ハイフェッツ
リーダーシップとは、まだ答えのない課題にフォロワーが向かっていくように促すこと。したがって問いの設定
◯信頼のトライアングル
・オーセンティシティ、嘘偽りがない
・ロジック、理にかなった判断
・共感、私のことを気にかけてくれている
◯TIPS
・退屈した後に創造性を発揮することがある。普段から拡散的思考をする場合に限るが。
・過去の表彰は、今の行動でいいというメッセージになりパフォーマンスの低下を招くこともある -
■書名
書名:DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー 2020年 7月号 [雑誌]
著者:ダイヤモンド社 (著), DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー編集部 (編集)
■概要
│特集│答えのない時代をともに切り拓くリーダーという仕事
●答えのない時代をチームで切り拓く
自律的な協働を促すリーダーシップ
神戸大学大学院 教授 鈴木竜太
●オーセンティシティ、ロジック、共感
リーダーの信頼を支える3つの力
ハーバード・ビジネス・スクール 教授 フランシス・フライ
起業家、リーダーシップ・コンソーシアム 創設者兼代表 アン・モリス
●学習する組織に欠かせない
リーダーのコーチング能力を高める方法
ロンドン・ビジネススクール 教授 ハーミニア・イバーラ
メイラー・キャンベル 共同創業者 アン・スクーラー
●国際機関の設立と20年間の経営から学んだ
セキュアベース・リーダーシップ:仲間を尊重し、チームの力を最大限に引き出す
東京大学 客員教授、京都大学 特命教授
International Management Forum 代表取締役 河合美宏
●質を高める6つの要素
リーダーは優れた判断力を身につけよ
ロンドン・ビジネススクール 教授 アンドリュー・リカマン卿
●[インタビュー] カリスマ型からパーパス型のリーダーシップへ
ソニーは、誰のために、
何のために存在するのか
ソニー 代表執行役 会長兼社長 CEO 吉田憲一郎
(amazon.co.jpより引用)
■感想
リーダーシップに関する様々な論文が記載されています。
そうだよね、と思うものから、そうでないかもな~と思うものまで様々です。
この話題ずっと議論されており、答えが無いのが面白いですね。
結局、一人ひとり考え方が違うので、正解も一人一人で違うから当たり前と
いえば当たり前なんですよね。
万人に通じるリーダーシップは今後も永遠に出ないと思います。
それこそ、ロボットみたいに一元管理されれば別でしょうけど。 -
ー リーダーに必要な資質は多いが、そのすべてを支える土台は優れた判断力だ。野心があっても判断力を持ち合わせていないリーダーは、資金難に陥る。カリスマ性はあるが判断力がないリーダーは、部下を見当はずれの方向に導く。情熱はあっても判断力がないリーダーは、道を踏み外して怪我をする。意欲にあふれるが判断力がないリーダーは、急いで動き出して見当はずれのことをやる。
最終的な成否を決定するのは、天啓ともいうべき運や、自分の力ではどうにもならないことかもしれない。しかし、優れた判断力があれば、手の内に有利なカードを集められるだろう。 ー
リーダーって難しいよな。
『質を高める6つの要素 リーダーは優れた判断力を身につけよ』が面白かった。
1.注意深く耳を傾け、厳しい目で読む
2.同調意見ではなく多様性を求める
3.幅広い経験を判断材料にする
4.バイアスを特定して克服する
5.提示された解決策一式に疑問を投げかける
6.実行可能性を織り込む