STARTUP 優れた起業家は何を考え、どう行動したか (NewsPicksパブリッシング) [Kindle]
- ニューズピックス (2020年5月27日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (481ページ)
感想・レビュー・書評
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スタートアップ企業を経営している身からすると、資金調達やPMFまでの製品開発、採用・マーケティングなどはいくつもの落とし穴があり、日々それをギリギリでかわしている中でこの書のような具体的かつ感覚的な判断の分かれ目というのはとても参考になった。しかし、もっと欲を言えばそれぞれの会社毎にまとめられていたほうが、臨場感を持って判断材料となった空気感が感じられていいのになと。
恐らくこの本をサラリーマン時代や起業直後に読んでも、「あぁすごいな」で終わっていたと思う。実際に経験してみて、何が答えかわからないままに暗闇を走り続けなければならないときの精神安定剤として、とても良い本だと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
起業への関心が高まる中、この本を読む前と読んだ後でまた新しく見える世界が広がったと感じる。特に0→1の部分は身の回りのほとんどの人が会社員である以上なかなかイメージしにくいもので、自分にとってとても貴重な情報となった。自分の無知を痛感すると同時に、より高い解像度を求めるきっかけとなった。
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アイディア着想/評価、チームメンバー/運営、プロダクト作成とユーザー評価、ユーザー獲得、資金調達、投資家コミュニケーション等が日本の最近のスタートアップを事例としてわかりやすく記載されている。今後自分が起業する際や投資家となる際に読み返したい1冊。
各社スタートアップはspotifyの様な創業ドラマやストーリーを作って欲しい笑
紹介されるのは今思い返すと・・・というエピソードであり実際に自分が起業家になった際は、いつ、誰と何のコミュニケーションをしたのかまで把握したいと思う。それらをもっとコンテンツとして残せたら起業もやりやすくなると思う。
事例の全員から感じるのはそのビジネスを実現したいというエネルギーの大きさ。それがないと多くのことを犠牲にして新しいビジネスをやり続けることはできない。多くの人がそれほど情熱を注げるものを見つけられないでいるのが現状であると思う。自分もサラリーマンとして、よし、明日起業してみよう!とはならないが、自分の本業のコンフォートゾーンから出ていろんな人と会っていろんな話を聞き、その中で、お!っと感じるものがあればそれに挑戦してみるのもいいかも、と長いようで短い労働人生を送るのもいいなと思った。リスクとってみたいかも。
アイディア評価の出発点
1.誰の何の課題を解決しているか
2.スケールできるか
3.代替性
4.ビジネスとして成立するか
5.将来性 -
個別論をなんとなくまとめようとしてうまくいってない感じ。各種エピソードが薄くてあまり面白さを感じませんでした。
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バリュエーション策定と資金調達の具体例って、意外とネットに転がってなかったりするからめちょ参考になった。シードでお金欲しいシードでお金欲しいがんばる
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スタートアップ起業における各ステップで重要な事を、著名な起業家の実例を踏まえてわかりやすく説明されているので、全体を俯瞰して理解するのに役立った。(実際はさらに様々な課題が次から次へと表れてるくのだろうが)
スタートアップ起業を目指さないまでも、企業における新規事業創出においても活用できる内容が多かった。(「アイデアの起点と検証」「チーム編成」「サービスの検証」「資金調達」等) -
2021年3月①
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本は人の経験値を得る良いツールとよく言われるけれど、この本は薄めに広く得られる点で良い企画の本。
仲違いとか、資金繰りとか失敗談こそ経験しづらいので貴重。 -
SNSやメディアでは知り得ない、スタートアップの泥臭さであったり、地道な努力を感じる事が出来る。
専門的な言葉は難しいが、起業にはそれが必要なんだな。。
企業を考えている方だけでなく、投資目線からも楽しめる本でした。