できる40代は、「これ」しかやらない 1万人の体験談から見えてきた「正しい頑張り方」 [Kindle]

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  • PHP研究所
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感想・レビュー・書評

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  • 著者はリクルートでの勤務経験あり、現在は60歳前後。

    頻繁に見掛ける「40代は・・・」のタイトル。自分的には包括的に幅広いトピックスがカバーされており、入り口の書としては良書と感じました。

    とても読みやすく3時間くらいで行けると思います。

    以下3つ、自分の印象的に残ったフレーズです。

    1.
    40代は早めに出世を目指すか、目指さないか。自分の中で決断する必要。中途半端が一番ダメ。50代になって立場も低ければ何の専門性も無いお荷物社員になってしまう。自分はどの分野でプロを目指すか明確にする、早めに上司や人事にその旨を伝えるのも良い。
    ⇒自分は出世は目指さず、プレイヤーとして専門性を高めていく決断を最近しました(笑)

    2.
    40代になったら上よりも下に好かれることを目指せ。社長だろうと役員だろうとあと10年すればいなくなる可能性が高い。自己の生殺与奪のカギ握っているのはむしろ部下の方。そもそも上も下も関係無く、分け隔てなく付き合っている人は、圧倒的に人生を楽しんでいるように思える。
    ⇒アグリ―!先輩としての立場を利用したコミュニケーションはしないように心掛けている今日この頃。1対1の個としてお互いにリスペクトし本音を言い合える関係を目指しています。

    3.
    誰に何を言われようと「老化に徹底的に抗う」。できる人は、ほぼ全員、年齢よりもずっと若く見える。それに見合う努力を怠っていない。外見は確実にビジネスに影響を与えるとの現実。同じような内面を持つ人ならば、外面がいい人が選ばれる。「年甲斐もなく・・・」なんて老け込むな!若さを保つために最大限の努力をしよう。
    ⇒40代になったら、そのままの自分を受け入れましょう~みたいな薦めも多いけど、著者が言うことも一理あるなと思いました。ルッキズムを批判するばかりで、現実を見ないのは違うな、と思い直しています!

  • 働き方を考えるための本です。40代はプレイングマネジャーとなることが多いなど、役割が大きく変わることが多い年代ですが、その変化に戸惑い、対応に悩むことも多くなります。環境の変化を見極め、自分をアップデートして変化に対応しなければ生き残れません。40代の方が読まれると、自分が悩んでいることを解決するためのヒントを何かしら得られる1冊ですが、上司との付き合い方で悩む20~30代の方や、プレイングマネジャーとしての立ち位置に悩む30代や50代の方にとっても、悩みを解決するヒントが得られる1冊かもしれません。

    【特に覚えておきたいフレーズ】

    「これからの人生で『手に入れたいもの』『やり遂げたいこと』『何を大切にして生きていきたいか』を3つ挙げ、円グラフにする。まず自由に発想して思いつくままにリストアップして、それを上位3つに絞る。この円グラフこそが、40代以降に時間を使うべき目安になる。」
    「予定時間が来たら、そのタスクが未完了でもいったんそこで終了し、次に予定していた仕事に着手する。タスクの残りは、翌日以降のスケジュールに再び振り分け直す。集中力が低下すると、仕事の質は落ちる。あえて「気持ち悪さ」が残るような中途半端なところで終えたほうが、再開した際にすぐにエンジンがかかる場合もある。」
    「教養を身につけると、さまざまな分野への関心が広がり、生活が豊かになる。高めるには「一流に触れる」ことで、自分の中に本物の基準を作っていくことが最も効果的。何から始めていいかわからない場合は、自分が興味のある分野を突き詰めていくことからはじめる。自ら足を運び、体験すると、より学習効果が高い。」
    →やるべきことが増え、なかなか時間を作り出せない40代になると特に意識すべきことですが、40代以外でも時間は有限ですので、どんな方でも若いうちから意識しておけば、人生が豊かになるのではと感じました。

    【もう少し詳しい内容の抽出】

    ・40代では20代、30代とは違った「頑張り方」や「時間の使い方」が求められる。それに気づかないと、「頑張れば頑張るほどダメになっていく」という負のスパイラルに陥る。「頑張るべきはここ」というポイントをしっかり押さえ、「これしかやらない」ことこそが、後悔しない40代を送るためには必須。
    ・40代はまだ十分、人生の逆転が可能な時期。今までの評価を覆すことも十分可能だし、転職や起業も以前よりずっと容易になった。逆に、この機会を逃せば、一生後悔することにもなりかねない。

    〇「人生後半をどう生きるか」を選べる最後のチャンス
    ・40代にもなると、強みはすでに確立されているが、他の人も持っていると埋もれる。独自性を出せる分野を考える。「合わせ技で一本」を狙う。単独では独自の強みというレベルでなくても、それぞれを2つ、3つ組み合わせると「誰もやっていない強み」になる。どうすれば自分が「レア」な存在になれるか考えてみる。
    ・これからの人生で「手に入れたいもの」「やり遂げたいこと」「何を大切にして生きていきたいか」を3つ挙げ、円グラフにする。まず自由に発想して思いつくままにリストアップして、それを上位3つに絞る。この円グラフこそが、40代以降に時間を使うべき目安になる。

    〇「ダークでディープな組織」を上手に泳ぐスキルを身につける
    ・周りからのジェラシーに気を付ける。「人望」を高め、「人望のある人」という評価を得れば、批判した自分が悪者にされる恐れがあり、足を引っ張ろうとする側も悪口や陰口を言いにくい。何かの結果の蓄積が「人望」、一朝一夕には生まれないが、時に自分を顧みて、足りないと思ったその原因となる行動を1つでいいから変えてみる。
    ・「こういう人にはなりたくない」という「アンチモデル」を持つ。40代は長所を伸ばすだけでなく、短所をなくすことも求められる。アンチモデルが反面教師として役立つ。「嫌な人」と接しても、その人を「学びの対象」とすれば、接する苦痛が緩和される。

    〇「正しい任せ方」を知らないと、自分もチームも回せない
    ・相手が自分と近いか上のレベルなら、タスクを「投げる」のが正解で、細かなフィードバックも不要。そうでない場合は、「なんのため」で、「誰が」「どのように」使用するのかという背景をきちんとシェアする。相手がアウトプットのイメージを理解できない場合は、見本や手本となるものを用意するのが効果的。どちらも、「やらせっぱなし」にはせず、ねぎらいの言葉は必ずかける。アドバイス、注意点はその後に行う。
    ・40代に求められるリーダーシップは、「裁量と責任」が伴う。何をしてもいいが、結果を必ず出す必要がある。大局的見地、高い視座から問題を引き起こしている原因を分析し、その解決策までをパッケージにした「提案」が求められる。「評論家」にならないように注意する。

    〇プライベートはワークをいったん手放し、「ライフ」に最大限シフトする
    ・週末は、1日を「午前」「午後」「夜」と3分割し、2日間の6コマにしたいこと、やるべきことを割り振る。より多くのことができるようになり、充実感が増す。
    ・外見は確実にビジネスに影響を与える。なので、「できる人」は年齢に抗う。内面こそが大事でも、同じような内面を持つ人なら、外面がいい人が選ばれる。

    〇仕事が速い人は「これ」しかやらない
    ・予定時間が来たら、そのタスクが未完了でもいったんそこで終了し、次に予定していた仕事に着手する。タスクの残りは、翌日以降のスケジュールに再び振り分け直す。集中力が低下すると、仕事の質は落ちる。あえて「気持ち悪さ」が残るような中途半端なところで終えたほうが、再開した際にすぐにエンジンがかかる場合もある。
    ・「重要度が高く、緊急度が低い」仕事に取り組んでいないと、仕事に追われる。コアな仕事をする時間をルーティンの中に組み込み、その時間が絶対に他の仕事をしない。できる人は「水曜の午前」に入れていることが多い。

    〇40代からは「誰とつながっているか」で勝負が決まる
    ・20代で人脈を広げ、他人の影響を受けやすい30代でいったん絞り、40代で再び広げる。同じ仲間とばかり接していると、視野が狭くなる危険性がある。人脈にあえて話の通じない「異質な人」を加えると、人間の幅が広がる。
    ・「友達の友達はみな友達」作戦で広げる。同じテーマに関心のある人同士が定期的に集まる勉強会で、毎回違ったゲストを呼ぶと人脈がさらに広がる。

    〇限りある時間で、最大限の成果を得る「大人の学び方」
    ・できる人は「書くスピード」が速いが、それは「自分の頭で考える能力」とほぼ比例する。書くことを考えるのが速い。鍛えるには、現場を実際に訪れて、観察して、自分の頭で考えてベストな策を練ることが有効。
    ・教養を身につけると、さまざまな分野への関心が広がり、生活が豊かになる。高めるには「一流に触れる」ことで、自分の中に本物の基準を作っていくことが最も効果的。何から始めていいかわからない場合は、自分が興味のある分野を突き詰めていくことからはじめる。自ら足を運び、体験すると、より学習効果が高い。

  • ・ピンチのときは「覆面調査」だと思う→アンガーマネジメント的視点。不条理なときこそ試されていると考え、感情的にならない。
    ・同じジャンルの本を10冊一気に読む→名著と新書を同時に読むのもよい

  • 自分のレアキャラ化
    自分の強みを掛け合わせて、オリジナルのキャラを作ろう

  • じき訪れる『40代の生き方』
    心得を知りたくて読みました。

    すでにフリーランスとして独立してるので
    前半の組織内での立ち回り、
    処世術は自分に落とし込みしきれない部分がありましたが、本質と捉えて
    参考にしたいところが幾つもありました。

    ・出世を目指さないなら、ある分野のプロを目指す。
    ・5つのキャラ、顔を持つ。
    ・こういう人になりたくない...アンチモデルを持つ。
    ・ピンチが来たら覆面調査と思う。
    ・老化に徹底的に抗う。
    ・仕事をレコーディングし時短していく。
    ・何があっても時間割を守る。
    ・未来への投資、スキルアップの時間を積極的に持つ。
    ・新しい人脈を開拓していく。
    ・自分の居場所としての店を見つけておく。
    ・書くスピードを早くする。
    ・勉強のリベンジをする。(自分の場合、読書と英語)


    なるほど。
    仕事が出来る人は
    こういう生き方をされてるのだなと勉強になります。

    ただ生きるだけではなく
    自分の頭で考え、戦略的に
    あざとく(良い意味で)立ち回ることが
    40代からは特に必要になってくる。

    読む前にイメージしてた40代とそんなにズレはなく、良い答え合わせになりました。

    リアル半沢直樹目指します。

  • ディフェンシブすぎる

  • 同氏の別の本『40代を後悔しない50のリスト』と内容的にはかなり近く、アップデート版という感じ

  • 40代に向けて取り組むべきこと、マインドセットの整え方の整理に向けた読書。かいつまんで、自身にしっくりくる項目から実践に落とすべき。

  • ビジネスにおいてどのように振る舞うかをまとめた著書。プライベートでの取り組み方などの記載はなし。
    40代で仕事への向き合い方に迷ってる方へおすすめの本。

  • 読み返したい内容
    ①キャリア編:04・自分を「レアカード化」する、05・「残りの人生ですべきこと」を3つ決める
    ②会社編:06上司に好かれるより、部下に認められることを目指す
    ④プライベート編:03・週末は6分割して活用する、06・誰に何を言われようと「老化に徹底的に抗う」
    ⑤タイムマネジメント編:01・40代になったらまず「やらないこと」を決める、02・10分間を最大限に生かす、03・自分の仕事をレコーディングし、改善する、05・何があっても「時間割」をきっちり守る、06・水曜午前は「重要で緊急でない仕事」だけをする、07・「時間が出来たらやりたいことリスト」で心の危機を乗り切る
    ⑥人脈編:01・20台に戻ったつもりで「新しい人脈開拓」を、05・「人間関係のメンテナンス」を開始する、06・「年下との人脈」を積極的に作り始める、07:「いい店」に加えて、「自分の店」を持つ
    ⑦勉強編:06・「話せる教養」を手に入れよう

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著者プロフィール

エマメイコーポレーション代表

「2021年 『できる人は、「これ」しか言わない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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