よけいなひと言を好かれるセリフに変える言いかえ図鑑 [Kindle]

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  • サンマーク出版
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感想・レビュー・書評

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  • 思ったよりもなかなか深い本だった。かなり勉強になった。「結果を出せ」と上司に言われて落ち込んでた奴に、その部分を紹介した。「こんな人間だけにはなりたくないね」って。そしたら、「また思い出して泣いてしまいました」って。ほんま悔しい思いをしたんやと思う。コミュニケーションは「自分の在り方」で決まるって、まさにそうやと思いました。いろんな方と丁寧なコミュニケーションを重ねて、自分の自己肯定感を高め、幸せに生きたいと思った。ほんまに。

  • 新聞の広告を見て興味を持った。
    ①相手の言ったことをそのまま受けとめて返す(P17)
    ②「はい」「いいえ」でしか答えられない
    質問で問い詰めない(P20)
     ✕「仕事うまくいってるの?」
     ◯「最近どう?」
    ③オープンドクエスチョン(P21)
     ✕「学校楽しかった?」
     ◯「学校どうだった?」
    ④✕「覚えてる?」…試されてる(P23)
     ✕「知ってる?」…バカにされてる
    ⑤相手をネガティブにする言葉は使わない(P80)
     ✕「それはがっかりですね」
     ◯「そんなこともあったんですね」
    ⑥✕「何が言いたいの?」(P112)
     ◯「一番言いたいことは何?」※
    ⑦「なるほど」でなく「そうなんですね」(P117)※
    ⑧「同感」すると依存関係が生まれ
    攻撃対象になりやすい(P122)
     ✕「わかるわかる」
     ◯「(あなたは)そう思ったんですね」※
    ⑨謙遜し過ぎないほうが高感度大(P140)
     ✕「そんなことないですよ」
     ◯「ありがとうございます」
    (「運がよかった」というのもあり)
    ⑩好かれる人は、相手の心のテリトリーに
    グイグイ踏み込まず、適切な距離を保っている。
    相手のことを、全部知らなくていい。※(P178)

  • ===qte===
    活字の海で「言いかえ本」、コロナ禍でヒット 逃れられぬ人間関係をお助け
    2021/8/14付日本経済新聞 朝刊
    新型コロナウイルス禍での外出自粛や在宅勤務の定着で、リアルに人と接する機会が減っている。そんな中、コミュニケーションを円滑にするため、ポジティブな表現を提案する「言いかえ本」の刊行が相次ぎ、書店での存在感が高まっている。

    『言いかえ図鑑』はママ友や親戚とのつきあいに悩む女性らが手に取っている
    『言いかえ図鑑』はママ友や親戚とのつきあいに悩む女性らが手に取っている

    「疲れてる?」は「元気だった?」、「ドアを閉めないで」は「ドアを開けておいて」――。『よけいなひと言を好かれるセリフに変える言いかえ図鑑』(サンマーク出版)は2020年8月の刊行から約1年となる7月、31刷30万部を突破した。大手企業や防衛省などで年150件以上の研修・講演を手掛ける産業カウンセラーの大野萌子氏が執筆。無意識に使いがちな否定的な言葉を、プラスに言いかえて好印象を与えるすべを指南する。「挨拶・社交辞令」「注意・叱り方」など15場面、141事例を取り上げた。見開きの右ページに言いかえ例を掲載し、左ページでその理由や気をつけるポイントを解説する。

    編集者の桑島暁子氏は「(20年6月施行で職場のパワーハラスメントを防ぐ目的の)『パワハラ防止法』を念頭に、当初は上司と部下に挟まれた33歳くらいの男性会社員をターゲットに想定した。コロナ禍のリモートワーク浸透でタイミングが良くないと心配した」と振り返る。しかし蓋を開けると、読者の7割以上を女性が占め、特に40~60代の反響が大きかった。桑島氏は「ママ友や親戚などコロナ禍でも逃れられない人間関係は女性に多い。むしろ濃度が高まったことで、言いかえ本へのニーズは高まった」と分析する。

    『人は話し方が9割』(永松茂久著、すばる舎)も職場だけでなく、家族や友人など身近な人間関係を円滑にするコツを紹介する。否定禁止、笑顔でうなずく、プラストークの3つを原則に挙げ、自己肯定感を高めることで話すのがラクになるという。19年9月の発行から約2年を経ても現在の発行部数は25刷70万部と、書店の売れ筋を維持する。このほかフォロワー数24万人の人気インスタグラマー、えらせん氏による『一生使えるポジティブ言い換え言葉』(ワニブックス、21年7月)や、学研辞典編集部編『ポジティブことば選び辞典』(学研プラス、21年6月)など言いかえ本の刊行は相次ぐ。サンマーク出版は、よりビジネスに特化した第2弾の「言いかえ図鑑」の発売を9月に予定する。

    実際に会う機会が減ったからこそ、コミュニケーションを大事にし、お互いに気持ちよく過ごしたい。言いかえ本ブームには人々のそんな思いが透けて見える。

    (棗田将吾)
    ===unqte===

  • 「常日頃から相手を気遣い、言葉を発するように努める」
    人の悩みは人間関係が10割であるからこそ、何気ない「一言」は大きな意味を持つ。
    発言に責任を持ち、常に適切な表現を考え続けていけば、少しずつ周囲の人間関係が良好になっていく。

  • 自分の言葉を振り返って反省。同じ意味でも伝え方で変わる。

    相手を嫌な思いにさせずに伝える。

  • 語彙力と思いやり

  • 伝え方一つで相手からの反応や気持ちを変えるきっかけに気付けた本だった。
    ついつい良くない言い方をした時に、すぐに気付けるように意識していきたい。

    気になったフレーズ
    p.87 コミュニケーションが上手い人は、否定せず解釈せず比較せず。せめて本人自身の比較に留める。
    p.123 「わかるわかる」の同感の言葉を使うのは危険。そう感じたんですねと共感を返す方がいい。カウンセリングでも同様。
    p.162 注意する時に大切なこと。それは事実を伝えること・その後に自分の気持ちや考えを伝えること
    p.317 行為の返報性の原理、好意を持って接する相手からは好意的に思われる。

  • このシリーズの働く人のやつより、こっちが永久保存版だと思う。社会入りたてのピッチピチ向けが、少しでも他者(他社)に気を遣えるよう読んでみてはどうかな?

    足元見る人は一定数いる、ちょっとした言葉にムッとしたり「あーこの人と仕事したくない、担当変えて」なんてザラにある。

    あと自分に負担をかけない魔法の言葉が詰まってるよ!時折見直してる。

  • 相手を不快にする言葉は返ってきて自分が不快になる。まずは自分が相手を肯定する。

    ①会話の基本は肯定。まずは肯定から入っている。
    ・相手の気分をプラスに持っていける人が好かれる人。
    ・逆説(~なのに、だけど、でも)は人を不快にさせる。ほめるなら逆説を使わず、具体的にストレートに

    ②自分の気持ちや言いたいことは相手の意向を受け止めてから。
    まずは謝罪。謝罪を受け入れてもらってから、事実。
    ・本当に非がなくても、自分のせいではないと言い訳に聞こえる。
    誰のせいかは聞いた人の判断に任せ、事実を伝える。
    自分のせいではない、〇〇のせい。はNGワード

    ③決めつけは相手を不快にさせる。同感ではなく共感(相手の言葉の繰り返し)
    ・決めつけ、評価は上から目線。
    ・自分と相手は違う。相手の悩み事は軽々しく考えない。決めつけない
    ・私も正しいし、あなたも正しい。私も大変だし、あなたも大変。
    ・具体的でない指示はすれ違いの元。

    ④相手を大切に。そして自分の気持ちも大切に。
    自分をないがしろに、自分の気持ちを無視してばかりだと爆発して、結局、相手に攻撃的になってしまう。

  • ためになるフレーズもいくつかあった。
    逆にここまで考えて発言する?って思うようなフレーズもあった。読み込みすぎると生きづらくなりそう笑

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著者プロフィール

大野萌子(おおの・もえこ)
公認心理師。2級キャリアコンサルティング技能士。産業カウンセラー。
(一社)日本メンタルアップ支援機構代表理事、企業内カウンセラーとして長年の現場経験を生かし、人間関係改善に必須のコミュニケーション、ストレスマネジメント教育を得意とする。官公庁・企業・大学などで講演・研修を5万人以上に実施。シリーズ51万部を突破した『よけいなひと言を好かれるセリフに変える言いかえ図鑑』ほか著書、『世界一受けたい授業』などメディア出演多数。

「2023年 『10代のうちに知っておきたい言葉と心の切りかえ術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

大野萌子の作品

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