- Amazon.co.jp ・電子書籍 (283ページ)
感想・レビュー・書評
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30代男性が書いた本で、少し前に体験したことを振り返り書いている様子なので、現実感/説得感がある。だけれども、少しとがりのある表現を時々使うところや、提案したリストを疑うことをあえて書くところが、読んでて面白い。
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一人の人間の人生は、預金額や社会的ステータスなんてものではなく、ふとした時に身の回りの人間が漏らした言葉や、自分の中の気づきにいかに心を動かされたかで決まる、と考える著者が様々な人間に20代で得た知見を聞いて回り、そこに自分の得た知見も加えてまとめた本です。様々な人間の20代の人生の断片に触れることができる、ぜいたくな本だなという印象を受けました。
以下は自分向けのメモです。
正直に生き、自分の情けない部分をさらけ出すことが生きやすさにつながる。
正直に生きるというと陽か陰かどっちかに全振りする印象があるが、どっちつかずな人間もいるだろう。そのような人間もその中途半端な性格をとことん突き詰めればよい。そしてそんな自分を発信し続ける。そうすることで同胞が集まってくる。
この本を読む前にオードリーの若林さんのナナメの夕暮れを読んでいたが、若林さんも自分の弱さをラジオなりエッセイなりで発信することで、知らず知らず周りの同じような気持ちを持つ人を助けていた。リンクする部分がある。
自分の気持ちを赤裸々に言語化することは難しい。しかし言語化することで自分の気持ちを発信することができる。言葉の受取り手の心には赤裸々な言葉によってのみ動く部分があると思う。この本に心動かされるのも、言葉の赤裸々性とでも呼ぶべきものに僕の心が反応しているからかもしれない。
20代になると突然大人としてのふるまいを求められたり、就職、結婚などのライフイベントが現実味を帯びてきたりする。そしてそれらは大概何らかの「正解」が用意されている。(大企業への就職、結婚→出産のタイミング、etc.)それらに従って行動するのもいいが、大人なのに大人げないことをたくさんするのが大人の醍醐味かもしれない。いろんなことは軽率にしてしまってよい。
矛盾をたくさん抱えているのが人間である。
自分はかなりケチな人間だと思っているが、長く使えるいいもの、身の回りにおいて心地いいものは高くとも買っていこうかなと思った。明日くたばるかもしれないし。 -
以前まで自分は本は最後まで読まなければ意味が無いと思っていたが、この本を通じて考え方が変わった。そもそもこの本の文体があまりに苦手で最後まで読み切ることが出来なかった。これからは読んでいる途中でも、興味を失ったり、必要ないと感じた時には次の本に進んで、有意義な読書時間を過ごしたい。
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1つ1つの話は短いけど、心の柔らかい部分に刺さる
僕は37歳になる。それでもFさんの言葉は年齢関係なく刺さる。好きな人にプレゼントして渡したくなる本 -
人生の先輩の一意見として読んだ。
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当時付き合っていた彼女が
この本の言葉を大切に抱きしめていました。
僕はその彼女からフィクションのような別れを告げられ、今この本の言葉を噛み締めています。
あの人もこんな夜を経験したから、この本を深く愛していたのだと理解しました。
なんでそれを僕にも共感させてしまったのか、
最後のありがた迷惑です。 -
本の題名だけで選んだので作者が男性であることに読みながら気づいた。
共感できるところ、できないところそれぞれあった。時間を置いて読んだらまた違う感想を持つかもしれない。
文章の書き方(話し言葉)が気になってすらっと読めない部分もあった。 -
70%共感。いいこと言ってる。
二十代でやるべきこと
猫飼うこと。デメリット死んだら物凄く悲しい。
同性、異性の他人と住むこと。
この本で書いてあること疑え。
海外には行かなくてもいい…いや、行ったほうがいいとわたしは思う。