図書館B2捜査団 人気占い師の闇 (講談社青い鳥文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 今回もめちゃくちゃ内容が面白かったです。家計を圧迫するほど占い師に入れ込んでしまった家族の息子が、図書館B2捜査団に入って、暴いていくというストーリーでした。かなり心理学的な用語が入っていたけど、かなり分かりやすかったです。確かに、あの質問の仕方だったら…誰でも「自分の事だ!」って思うし、関連付けて喋ってしまうなぁと関心しました。前回より一本木くんの経済力爆発って感じだったけど、仲間が1人のためにちゃんと動いている感じでした。占いで、まさか萌美ちゃんの許せないことも出てくるとは思いませんでした。びっくりしたけど、なんか親近感が湧いたかな。メンバーの中で1人まだ、『許せないこと』が出てない人がいます。次巻で出てくるかな?ちょっと楽しみです。
    最後は、偽占い師も改心してめでたしめでたしって感じだったけど、児童向けならこういう展開が良いなって安心した所もあります。普通のミステリー小説だったりすると、根っからの悪人で改心とかなくお縄になるなんてお話もあります。なので、心はスッキリするけど温かい気持ちになる最後で良かったです。次回作もあったら良いなぁ。

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著者プロフィール

神奈川県生まれ。東京大学在学中の2014年、「夢のトビラは泉の中に」で、第13回『このミステリーがすごい!』大賞《優秀賞》を受賞。15年、同作を改題した『いなくなった私へ』でデビュー。21年、『十の輪をくぐる』で吉川英治文学新人賞候補、『トリカゴ』で大藪春彦賞受賞。

「2023年 『東大に名探偵はいない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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