祟られ屋・黒染十字 その呪い、引き受けます (角川ホラー文庫) [Kindle]

著者 :
  • KADOKAWA
3.13
  • (0)
  • (2)
  • (5)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 26
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 傍若無人な祟られ屋・黒染と、苦労人カウンセラー・白崎が祟の謎を追うホラー小説です。
    2人の凸凹感は読んでいて面白かったです。

    ただ個人的に合わなかったのは、黒染の性格。傍若無人なままだったら面白かったのですが、心根は熱血な人情派。
    後半、白崎が飛び降り現場を目撃してトラウマを再発しているシーンで黒染が怒鳴りつけて立ち直させたのには疑問を感じました。

    熱意で人が立ち直れるなら、それこそカウンセラーなんて必要ありません。
    白崎がカウンセラーということで、『相談者に言ってはいけない事』が作中上げられていました。「たとえ正論であったとしても、自分の主観や価値観で相手を断じてはならない」とありましたが、あの場での黒染の言動は正にその通りです。だからこそ違和感の強いシーンでした。

    白崎を立ち直させる方法は、もっと捻って欲しかったですね。
    黒染はカウンセラーではありませんが作中にそういう職業を出して語った以上、怒鳴って正論をぶつける立ち直らせ方は避けた方が良かった気がします。

  • 傍若無人なイケメン祟られ屋に振り回される平凡な主人公、というテンプレなコンビもの。
    さほど怖くもなく、不気味さも感じられないですが、夜寝る前にちょっと読むにはこのくらいの軽さで丁度いいのかも?

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

東京生まれ、谷根千エリア近辺に在住。散歩や美術館巡りが好き。

「2021年 『祟られ屋・黒染十字 京の都に天狗は踊る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

敷島シキの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×