祟られ屋・黒染十字 京の都に天狗は踊る (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 106
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041111482

作品紹介・あらすじ

「天狗の祟り」を祓うため京都に向かった黒染と白崎だが、いくら除霊しても、次々に新たな謎が現れ困惑する。複雑に絡み合う祟りの、切なすぎる元凶とは……!? バディの絆も深まる待望のシリーズ第2弾!

感想・レビュー・書評

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  • 祟りの本体らしきものが次々と出てきて大物になっていくのが面白い。元バチカンのエクソシストという祟られ屋がほんとに怪しげだが、それが面白いんだよねえ。オロオロするカウンセラーの白崎もいいね。

  • ちょっと物語全体の渋さが薄れて、作り物感が強くなってしまったかな、と。
    天狗については様々な作家がテーマとして書いていることもあって読み手も知識や好きな文体の雰囲気など選べる幅が広いこともそう感じる原因かとも思うんだけれども。
    それからキャラが濃い割には人物描写があまり印象的ではないのものめり込めない原因かも。

  • 面白かった〜‼️前作よりもさらにパワーアップした感じ✨

  • 見た目に反してお金をかけない百均DIYで鳥居や護摩壇を自作するイケメンと、昼はカウンセラー夜は祟られ屋のお手伝い童顔バディのオカルトミステリー2巻

    人もガンガン祟り殺されますが白崎くんの心の闇がやっと取り払われて良かった
    とはいえ、十字の方は何も解決してないし、分からない事だらけなので、続編待ち遠しいです

  • 相変わらずの百均DIYクオリティに緊迫した場面でも笑ってしまった。
    今回も容赦なく人は死ぬけれど、その分救える魂もあった。
    白崎の抱えていたトラウマもまた、ここで一つの終着点を迎える。

    今回の舞台は京都。
    序章の「こっくりさん」をした少女の視点から、その流れで一話目のこっくりさんのお祓いに入って終わったから、てっきりこの序章、一話目の前ふりだと思いんでいたところにまさかの全編こっくりさん絡み。
    個々の話では違うネタだし(何しろ天狗退治に行くのが名目だった)謎の陰陽師の思惑を探るのがメインになりもしたが、ちゃんとこっくりさんが芯に通っている話になっている。
    それが最後には巨大なハイブリッドタイプの敵との対峙に繋がる。
    あの最後の戦いの十字はチート級でかっこよかった!
    普段はお金ないし、口も悪いし、前述通り百均DIYでほっこり(?)できるキャラなのに、あのギャップはずるい。

    一方でダンテが言っていた危うさも分かる。
    白崎がその危うさの緩和になってくれるといいのだが。

  • シリーズ二作目。今回の舞台は京都、そこで出会う天狗の祟り、とこれまた面白そうな展開です。そして白崎の過去のトラウマに関わる一件にも何やら関りが……と読みどころ盛りだくさん。楽しくそして恐ろしくもあるホラーミステリです。
    相変わらずのDIYが楽しくて仕方がありません。本当に何なんだこれ。おぞましい怪異との対比もあって、見た目想像するとものすんごくチープで笑えるのですが。特にぬいぐるみって……でもなんでも信じる者次第なのかな、と思っておきましょう。
    黒染のツンデレっぷりが加速しているようなのも微笑ましくってほっこりします。だけど怪異はきっちり怖いし、その根っこに何があるのか突き詰めていくさまもスリルがあって気が抜けません。オカルト要素の蘊蓄も楽しいところ。今後も目の離せないシリーズです。

  • 序章
    第一章 こっくりさん
    第二章 祟られ屋、京都へ
    第三章 黒い影がそこにいる
    第四章 伏見稲荷の狐憑き
    第五章 連載する祟りと痛み
    第六章 即身怨霊
    第七章 あの夏にお別れを
    終章

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著者プロフィール

東京生まれ、谷根千エリア近辺に在住。散歩や美術館巡りが好き。

「2021年 『祟られ屋・黒染十字 京の都に天狗は踊る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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