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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (357ページ)
感想・レビュー・書評
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平凡な高校生クエンティンが、物心ついたころから恋していた幼なじみ、マーゴ。
マーゴとは9歳の時、ある男の死体を発見して以来、不思議な縁で結ばれている。
ある晩、マーゴから自分をひどい目にあわせた連中の復讐に一晩付き合えと頼まれるクエンティン。
クエンティンは、「トータルで見れば、今夜は最高の夜になるわよ」というマーゴのセリフ通り、最高な夜を過ごす。
その晩を境に忽然と姿を消したマーゴを探すうちに、クエンティンは、彼女の意外な一面を発見していく。
軽妙な会話を織りまぜたテンポのよい文体で、多感な十代の愛と喪失を描いた、ベストセラー作家ジョン・グリーンのエドガー賞受賞作。
クエンティンたちがマーゴが残したウィリアム・ホイットマンの詩などを手がかりにマーゴが何故オーランドを離れたのかが分かるミステリーサスペンス、みんなが求めるキャラを演じるのではなく自分がなりたい自分になりたいというマーゴの想いやマーゴに付いていきたいけど故郷を離れられないクエンティンの想いなど進路を選択するために自分の想いに向き合う葛藤や絆、切なくも解放感のあるラスト、傑作青春小説です。
「永遠は幾多のいまから出来ているのよ」詳細をみるコメント0件をすべて表示
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