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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (237ページ)
感想・レビュー・書評
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プロパガンダの手法
権威、インフルエンサー、常套句(連想)
大衆心理
習慣、ステータスシンボル詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『#プロパガンダ』
ほぼ日書評 Dao593
原著は95年前の本である。既にオワコンと言われる新聞に加え、最近復権の兆しがあるラジオが最新鋭のメディアだった頃の話。
面白いのは、最新鋭の情報機器を積極的に使うべしとは必ずしも言っていないこと。
発信するコンテンツ、そこに含まれるメッセージ、そしてその背景にある意図が最も重要なのだ。
アメリカである商品が売れなくなったら、それを売るための新たなファッションを考案し、モードの中心たるパリのファッションショーにかける等、まさにマーケティングの4Pを駆使して、電波力の強い媒体で大量かつ集中的に発信する。
著者自身、政治と少なからぬ関わりを持ち、また後にナチスドイツが活用したことで、一般的にはネガティブな語感のある「プロパガンダ」だが、マスとしての「人」をある方向にモチベートする策として、今日でも知らず知らずのうちに我々を取り囲んでいることは間違いない。
最後にらAmazonの書評にもあったが、今日の日本の政治に関する評論として読んでみると、逆に古さを感じさせない不思議がある。
それは日本の政治に携わる人たちの意識が遅れているという味方半分、シルバー民主主義故に、新たな手法を用いるべきではないという積極的無作為が半分なのだろうが。
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