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感想・レビュー・書評
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「子供はわかってあげない」に続くシリーズもの第二弾。
前作同様、今回も乱暴に言ってしまえばボーイミーツガールラブコメ。
そしてこれも前作同様、プラトニックでキスシーンすら出さずにラスト(ちょっとジ~ンとした)までもっていく著者の力量にあらためて感服!
そしてそして、これまた前作同様であるが、細かいギャグやパロディなどが入っているので、その観点からも楽しめる。
特に3巻でのつげ義春パロディは、不覚にも「ハハッ!」と声を上げて笑ってしまった。他にもいろいろとパロディや小ネタが入っていると思われるが、それらを感知できていないのが悔しい。
また、これも前作同様(しつこくてすみません)だが、10巻越え単行本があたりまえとなった現在の漫画界で、全3巻で終わっているところも潔くて好感が持てる(短いのは別の事情があるのかもしれないが・・・。)
早く次回作が読みたい作家のひとりである。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読書会の課題図書。
いいですね。
リリカルってこういうことか、みたいなお話。
「自分の父が昔不倫した相手の娘」と恋に落ちる男子のお話。
結局21世紀になっても2020年代になっても、「家族」という呪縛と幸福に縛られ続けるヒトのありようというのが、実はエバーグリーンなドラマの宝庫、というブーメランな一撃。
すぐにでも深夜低予算ドラマにできる内容。
まあ、じきになるでしょう。 -
どうしてわたしたちは出会ってしまったのか!? 不思議なポトラッチ丼、食べてみたい。男女の機微の全部が入っているような、誰が悪いって、わかっているけれど、なんていうか法律で決まっているから仕方が無いよね。そして、最近はいろいろとフリーなことも認可されてきたけれど、家族も新しい選択肢も、なにもかも許されるときが来るのだろうか? そうして、すべてフリーになると、今度は唯一無二の絆が得がたくなるんだな。いや、何言ってんだろ? とにかく、面白かった。