ESG関連を多読する中で、Kindle Unlimited対象のため読んだ。本とよべるボリュームではなく10分で読めるが、ESGの基礎を知るには良かった。
投資家側の財務情報+ESG情報を分析して投資対象を選定する負担を解消する点に、ESGファンドやインパクト投資金融仲介のビジネスニーズはあると理解できた。
【メモ】
・環境(Environment)・社会(Social)・ガバナンス(Governance)
・2020/10/20 日本生命がESG投資の手法をすべての投融資判断に導入することを発表
・(欧州)政治主導、世論注目度高い、環境NPO・NGOの影響力高い ⇔(米国)環境規制導入を見据えたリスク抑制、金銭的リターン追及、収益最大化の文脈の中でのESG投資
・ESG投資の7手法
①ネガティブ・スクリーニング
②国際規範に基づくスクリーニング
③ベスト・イン・クラス/ポジティブ・スクリーニング
④サステナビリティ・テーマ型
⑤インパクト/コミュニティ投資
投資利益よりソーシャルインパクトを重視するタイプ、双方追及するタイプあり
⑥ESGインテグレーション
投資先企業評価時に、財務情報に加えて非財務情報(ESG)も同時に織り込んで判断。※現在最も注目
⑦エンゲージメント/議決権行使型
・ESG投資のメリットデメリット
(メリット)
長期資産形成、安定運用期待、社会貢献
(デメリット)
短期リターン低下、投資先選定負担
・バフェットはESG投資に懐疑的。税制メリットのために投資。会社の資本は株主のものであり、社会問題解決は制度主導で行うこと、投資家や消費者がESG課題コストを負担すべきでないとのスタンス。