- Amazon.co.jp ・電子書籍 (247ページ)
感想・レビュー・書評
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飲茶氏の哲学入門書はどれも読みやすいが、特に本書は対話形式で書かれていることもあり、テンポよく読むことができる(ソクラテスの時代より、哲学書は対話型がわかりやすいのである)。
また、本書は、単なるニーチェ哲学の解説ではない。それが生きる上でどういう意味を持つのか、飲茶氏自身の経験談を盛り込みながら、熱く語られている。今まさに末人になり下がりそうな我々にはうってつけの本だ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
購入してからかなりの時間放置していたけれど読んでみました。
著者のニーチェに対する愛が溢れています。そして途轍もなく分かり易い説明です。
もともと誤解されやすいニーチェの思想。表面的に言葉だけで覚えていましたが実践して体感することも出来ました。
わかりやすい分、抜けている部分や考え方に異論がある方もいるかも知れません。ですが一つの実践理論としてニーチェの哲学を捉えているという点はとても優れた本だと思います。
何度か実践しているうちに
「コレはやっぱりマインドフルネス」みたい。
と思い立ち本を買って実践中…
形式だけだけど、思考法を変えればニーチェかも(^^) -
Audible で聴きました。ニーチェ、哲学に全く馴染みがない私にとって分かりやすい内容でした。少しでも知識のある人にはもしかしたら違和感があるかもしれませんが、素人には良かったです。少しずつ哲学に関する話題に触れていきたいと思いました。
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相変わらずめちゃくちゃわかりやすい!
既存の価値観にふりまわされて辛くなったら、この本のことを思いだしたいなー 自分の人生の価値は自分で決めたい -
今をこの瞬間を生きる
他者の価値観に縛られず、自分自身が素晴らしい面白いと思えるものを創り出すことに真剣に向き合うこと。
もう一度同じ人生を歩んでも良いと思えるほどに向上心を持って今を歩む
・哲学とは
「物質を超えたもの」を考える学問
ギリシャ語語源で「知を愛する」
または、「モノを超えた存在」...正義や意味や愛など
本質哲学...意味や価値などモノを超えたものを哲学する
実存哲学...現実の存在
・人生に意味はない
神は死んだ
絶対的な価値は必ず壊れる...神も愛も仕事もいずれ暴かれ飽き冷める。
本来存在しない社会的価値観に「外から与えられたありもしない意味付け」に縛られる。そんな自分自身を惨めに思う必要なんてない。
著者の飲茶氏、本書の中で吃音障害を抱えていると記されていた。吃音症には3タイプあるらしく、①一文字目を伸ばしてしまう②1文字目を連呼してしまう③1文字目が言えない、みたいなタイプに分かれるらしい。
飲茶氏はその中でも最も厄介だとされる③で1文字目が頭の中でロックされている様だと。喋ろうと思うと口が歪み一文字目を連呼しおかしなことに。しかも不思議なのは、時間によってア〜カ行が言えない時、殆ど言えない日、言えない文字が少ない日、などが時間によってランダムに発現する。学生時代はそれはそれは酷く惨めで周りからの反応も当然残酷なモノだった様子。発言する事を恐る日々。イジメ。自身への呪い。おそらく地獄の日々だっただろう。そんな中で必然的に脳科学への興味を抱いたことと、ニーチェに出会った事が著者を悟りの域に押し上げたか -
ニーチェの考えを『これでもか!!』と言うぐらい分かりやすく解説してくれている本だった。
終盤には作者の辛い過去、そしてニーチェから受けた多大なる影響が語られ、そこから『哲学』を学ぶことの意義を改めて強く感じることが出来た。
締めの言葉にはとても感動した。
素晴らしい本でした。 -
・考える余裕もなく日々仕事に追われている人
・何をやっても無駄だと感じている人
・自己啓発本を読み、実践している人
にお勧めしたい本。
女の子と著者の対談形式で、ニーチェについてとても分かりやすく書いてある。
この本を読むと、絶望し、宇宙を感じて、真っ白な気持ちになる。
タイトル通り「幸せになる哲学」が書かれていると思った。 -
人生に意味はないけど虚しくなるのではなく、今この瞬間を感じて肯定して生きていく。自分の内から湧く高みを目指す気持ちに従う。
自分はまだまだ周りに押し付けられた架空の価値観に引っ張られているので、あらゆるものを疑って知識を体験に落とし込めるようにしたい。 -
哲学系の本は何冊か読んだことがあるが、わかりやすさではピカイチ。どうしても難解な用語が先行しがちだが、身近な例に置き換えて丁寧に説明しつつ、その意味や考え方も解説してくれている。(対話形式のやりとりが若干クドイ時もありますが 笑)
すんなり理解できたので、もっと哲学の本を読んでみたいと思った。