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感想・レビュー・書評
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ヴィトゲンシュタイン入門としてはかなり良いが、哲学書を読み慣れていない人には少し苦痛か。
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論理哲学論考を読んだ時は難解すぎてほとんど理解できなかったが、この本をよむことで理解でいるようになった。一般的な解説書とは違い、発表した書籍だけでなく、彼の人生そのものに照らし合わせながら解説されていたのでとても読みやすかった。
語りえないものを語るという矛盾する命題に向き合っている彼の思考が少し理解できた。
私個人的には自由意志論でも決定論でもどちらでもないと思っていたが、どちらかに決める必要がないのだということもこれを読んで理解できるようになった。 -
ウィトゲンシュタインの人生についてはわかった。
哲学についてはさっぱり。後半部分になるとなんか禅問答のような。そういう本もいっぱい出ているようだけど。 -
語り得ぬものを明確にしようとしたウィトゲンシュタインの主張を簡単に解説している。
言語ゲームについては記述が薄いのではないか。
また、結局は近代哲学の基であった認識の基盤について解答していない(語り得ぬものと分類している)ところは少々残念に感じた。 -
ヴィトゲンシュタインについて、もっともわかりやすい本であると思われる。参考本の解説も充実している。ヴィトゲンシュタインについて知りたい人ばかりではなく研究したい人にとってはよい入門書であろう。
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2020I089 134.97/Fu
配架場所:C3 -
p.2021/2/22