できる上司は会話が9割―――「困った部下」が戦力に変わる、コーチングのスゴ技 [Kindle]
- 三笠書房 (2021年2月24日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (240ページ)
感想・レビュー・書評
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3.9
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チョロい上司になってるなと反省しながら読んだ。頑張っていない上司はいないという言葉に励まされた。
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コーチングの基本(傾聴など)7割、上司として備えるべき心構え3割くらい。この本にも上司は大変ですよね、と書いてあるが、「まったく大変だ」としか言いようがない。興味があった部分のメモ。
・ダークな好奇心:「部下はなぜこう言ってくるのか」と考える相手の立場に立つ好奇心。
・相手は発言の25%しか覚えていない:確かに、「それ聞いてねえ」「そんなこと言った覚えない」になるのでお互いにある。
・感情レベルを下げる:「言っている意味がわかりません」と言われて解説しない、イラっとしない、これは心がけないとできないことだ。部下のネガティブ発言の真意を把握する。
・ウンチ・ウンコは語らない:変えられない(unchangeable)コントロールできない(uncontrollable)は議論しても仕方がない、適切な話題を選ぶ。
・歩み寄る、フィードバックを取りに行く:これもやろうと思わないとできない。
・WHY(なぜそれをするのか)→HOW(どうやって)→WHAT(何を):サラリーマンは「仕事だからやってる」わけでWHYはなかなか出てこないものだけど。 -
直ぐに教えるのではなく、質問をして本人に考えさせるように誘導していくことが大切。
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聞き手は、話した量の25%しか憶えていない、という調査結果に愕然としました…。よく肝に銘じておこう。
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上司になったわけではないけど、新入社員の指導をすることになったので読んでみた。
いろいろなエピソードについて書かれていたけど、今の自分の境遇にはあてはまりそうなのはあまりなかったけど、いろいろ参考にはなりそうだとは思った。
何か褒めるようにしたほうがいいのかなとか考えていたけど、褒め方について「あなたが本心から「ほめたい!」と思った時だけにすればいい」とのことなので、無理に褒めように思わないことにしようと思う。それよりも、相手の存在をみとめて気づいてあげることが重要とのこと。「髪型いいね」よりも、「髪切った?」のほうがいいということなのかな。それはそれでむずかしいような気もするけど、褒めるよりはできそうな気はする。
全体的にこの本は、上司が話過ぎてしまって悩んでいるということが多いように思った。自分は、それは当てはまらないかな。むしろ、もう少し話したほうがいいかなと思うことがある。そういう意味では、質問攻めにしてしまうというのはあてはまりそうとは思った。
復唱が大事というのは分かるけど、これはうまくやらないとわざとらしくなってしまいそうで使うのに躊躇する。そもそも、この本に書かれている例もあまりいいと思わなかった。『「教えてください」と部下に言われたら、復唱と合いの手を貫きます。「教えてほしいんだね」と復唱して、「それで?」と合いの手を入れて、部下の反応を待ちましょう。』と書かれてあったのだけど、多分これ、自分が部下の立場だったらイラっとする。
他に、確認のひと手間をいれるとか、「もし仮に何の制約もなかったら、どんなことをしてみたいですか?と問いかけるとかは、いいことだよなと思う。 -
できる上司になりたいわけではなく、Twitterでちょっと有名なコーチングの先生の本を読んでみたくなって読んでみた。
この本を読んだだけで「できる上司」になれるわけではないが、大事なことは書かれていたような気がした。
練習とか、反復の大事さが書かれていないが、まずは、徹底的に、
①ペーシング
②ミラーリング
③バックトラッキング
の練習だと思う。知っている、とできるは大違い。でも、逆に自然体でできると本当にコミュニケーションがスムーズになる。
絶対に反復練習って大事。
その上で、効果的な呼びかけ、というものがいくつかあった。
↓メモ
部下が何かに困ってあなたに相談しに来たとき、「答えない」というスタンスを貫き通すこと
部下が言った通り「復唱」する
「もう無理です」と言ってきたら「もう無理なんだね」
相手(部下)は自分で解決する力を持っているのだ、と信じること
持ち時間の最初の4分の1は傾聴に徹してください
一緒に考えて行きたいんだけど、
一緒に考えるから
★どんなことがうまくいっていないか
どんな課題を感じているか
どんな努力をしているか
何を目指しているか
もし仮に、何の成約もなかったら、何がしたいですか?