走れ外科医 泣くな研修医3 (幻冬舎文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 気がつくと、小説レビューを20冊書いてなかった。決して小説が嫌いになったわけではありません(^^;)。シリーズも3冊目。電子書籍の安売りキャンペーンでDLさせて貰いました(^_^;)。

    隆治も研修医から数えて5年目。遂に部下の研修医を抱える立場になった。ところが隆治から見ると、部下の西桜寺凜子は自分の時より優秀だ。なかなかの鬱屈である。

    ここまでくると、上司の佐藤(美人医師)と部下の西桜寺(美人医師)の一人称パートも挟まれるようになる。驚いたというべきか、予想通りというべきか、やはり2人ともそれなりのコンプレックスを持っている。

    結局、隆治ほどに分かりやすく出さないだけの話なのである。佐藤の33歳で結婚か仕事か選択しなければならないエピソードもかなりハードだ。隆治のどこまで患者と向き合えば良いのかという課題もかなりハードだ。凜子ちゃんの研修医生活はこれから。スクスク育っていってほしい。

    ここで出てくる医学専門用語をちゃんとメモして保存しておけば、いつかお医者さん同士が目の前の患者はどうせ理解できないだろうと思いながらやる(よくある)コソコソ話の内実がわかるようになるかな。

    休日でも呼び出しを食らう、深夜でも緊急手術になれば部下・上司共に駆けつけねばならない。365日そういう生活を今までもこれからも続けていらっしゃるお医者様の日常がよくわかる。しかも、現代は異次元の感染拡大が広がっていて、どういう状態になっているのか、全く想像つかない。つくづくお医者さま方、ご苦労様です!!

  • 雨野(アメちゃん)が

    忙しいながらも頼もしい医者になって

    ホッとする反面

    まだまだ苦労が続く医者生活



    絶食を守らないで

    容体が急変

    私事を犠牲にして

    緊急手術をする

    医師の姿に

    ありがたい気持ちでいっぱいになります

    申し訳ない



    しかし 患者さんとの

    富士山登山は

    素晴らしいなと思う反面

    病院から離れすぎてちょっと・・・

    希望を持つための登山が

    悲しく感じますね

  • 感想書くの忘れてた〜〜!

    「泣くな研修医」第3弾。後輩も入ってきて、立派に(?)外科医として活躍している雨野くん。

    第3弾では、先輩外科医の佐藤さんや、雨野のプライベートのエピソードが織り込まれて来ました。そして、担当した患者さんとの交流…。

    「…祈った。この子が幸せに包まれますように。恐怖や苦痛から、少しでも護られますように。」


    いろいろな人間関係が出てきたので、これからも続きそうですね。楽しみです。



    テレビドラマも始まりましたね。
    原作の雨野くんと、ドラマの雨野くんだと、だいぶ違うし、やっぱりドラマ化されると「設定を流用した別の作品」になるんだな〜と思いながら見てます(最近だと、アンサングシンデレラもそんな感じでしたよね)。
    ドラマも悪くないけどね

  • 今作は、章によって視点が変わったりなんかして、新たな切り口が面白い。
    で、相変わらずちょうど良い。

    主人公の不器用な等身大具合も、絶妙にちょうど良い。

  • 最後唐突に終わっちゃったなぁ。まだもう少し続きが読みたい。まだ終わりじゃないよね。

  • 雨野隆治は外科医4年目になり、凛子も後期研修医として再び外科に戻ってくる。救急で腹痛を訴えて運ばれてきた向日葵21歳の女性。既往歴胃癌のステージⅣで腹膜と肺に転移がわかり、隆治は絶望感に揺れる。そんな葵、「人生でやっておきたいこと」と富士登山に隆治と凛子は付き合う。高山病にかかり断念しかけたが、ご来光を見て生きるための一縷の望みを誓う。夏しか登れない富士山、葵に来年の夏はあるのかと思うと悲しくなる。佐藤先生の結婚、男だったら悩むべきことではないだろうと切実だなぁと感じた。まだまだ、話は続きそうだ。

  • ここ数年、入院したり、急患だったり、大学病院の仕事をしたりしていると医者モノに親しみが。研修医をテーマにしたこの本もあの時の研修医の先生はこうだったのかとか思いながら読む。この続きがまた、読みたくなる。

  • 葵ちゃんの富士山登山に付き合う話で終わった。
    佐藤先輩と本人の恋愛模様は中途半端だったー!
    でも、葵ちゃんにできる事を考えてやるのは「ナースのお仕事」「ナースあおい」くらいのレベルだった。
    同じ医療者として本当はこれくらい介入したい。

  • 一気読みした。このシリーズ面白すぎる。

  • 外科医の雨野隆治は、牛ノ町病院に勤めて四年だ。今夜の当直に緊急外来に救急車で若い女性が運ばれてきた。抗がん剤治療中だが、掛かりつけの病院では手が足りないからといって搬入を断られてきた。主訴の腹痛の方は良くなったので掛かりつけ病院へ帰そうかと先輩の佐藤医師と話していた。念のためにCTを撮ったところが…。

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著者プロフィール

1980年神奈川県生まれ。鹿児島大学医学部卒。現在は湘南東部総合病院外科勤務。著書に『泣くな研修医』シリーズなどがある。最新作は『やめるな外科医 泣くな研修医4』(幻冬舎文庫) 。

「2022年 『ココロギミック 異人と同人3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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