紛争でしたら八田まで(5) (モーニングコミックス) [Kindle]

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  • エステルはコテコテのユダヤ人集団で育った外の世界に憧れる子だった。両親のゴタゴタから離れて祖父と暮らしていた百合との出会いで楽しく過ごしていた。ユダヤ人を差別する人たちの襲撃でエステルの父親は店を畳み、エステルは外に出る。

    鞄を取り戻したところで電話がかかってくる。相手はタンザニアのときのディバイド野郎カイ。エステルを脱ユダヤ人コミュニティに誘った人物。

    アメリカ編
    オハイオ州の市における開発請負コンペ。最終的に百合が提案したネイティブアメリカン居留地にカジノを含む複合施設を建設する案が採用。アーミッシュも説得。
    丸く収まったと思ったが、工事現場に中華系の人が多くてまさか!というところで終了。

  • 最新刊。
    面白いのだが頭使うので疲れるな。
    インド、アイスランドときてついにアメリカである。
    いかにもアメリカらしいといった紛争である。
    自由の国はホント不自由なことが多そうだな。
    自由の国は自由を自らの手で勝ち取らんといかんからな。
    与えられているうちは自由ではないからな。
    そこを見事にすりあわせる八田百合。
    カッコよい。

  • アイスランドとアメリカ。振り幅半端ないし、アメリカで分断?と思ったが、アメリカの政治の状況は分断の危機しかないと認識を改める。八田の面白いところは、世界各地の食べ物を好んで口にするところで、よく考えるとその土地の食べ物は、食材、味付けも含めてその土地の風土気候の現れでもある。食べることは文化や生活を理解する近道ではある。とはいえ、マーマイトにせよスカータにせよ、一癖も二癖もあるものを躊躇いなく口にできるのがすごいし、そんな彼女だから、地政学リスクコンサルタントやってられるんだろうな。

  • アイスランド編完結。アメリカ編の途中まで。カウボーイ、ネイティブアメリカン、ビジネスマン、下院議員という大学時代の仲間4人が繰り広げる話に楔を打ち込みつなげ発展させるは八田さんのチセイ(知性と地政)。シンシナティ・チリ、チキン・ワッフル、プルドポーク・サンドイッチと、知られざるアメリカングルメに興奮。

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