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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (194ページ)
感想・レビュー・書評
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第二次世界大戦後の混乱する日本社会において、逆説的な表現でそれまでの倫理観を冷徹に解剖した書。
かつての特攻隊の勇士の生き残りは闇市で稼ぐことで転落する。 健気に夫を見送り、位牌の前で独り亡き夫を想いながら生きていくものとされていた戦争未亡人の女も、やがては他の男に恋をするようになる。
戦前「お国の為に」「天皇万歳」などと言っていた様子からするとすごい変わりようだが、人間の本質が変わったのではない。
「戦争に負けたから堕ちるのではなく、人間だから堕ちるのだ」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
堕落論は昔読んだが、あまり理解できなかった。白痴は未読。
堕落すること=生きること
堕ちるとこまで堕ちないと本当のことは見えてこないみたいなことだろうか?
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