学問のすすめ (まんがで読破) [Kindle]

  • Teamバンミカス
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感想・レビュー・書評

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  • 風雲児で福沢諭吉の前半生は知っていたのですが、この本で誕生から亡くなるまでの人生を知りました(この時点では星4つ)
    また他の本で福沢諭吉の人生を知りたいです
    ですが、途中で中浜万次郎が浜中万次郎になっていたので、すこし適当だなと思いました
    こういう点ではあまり良くないなと思いました(星3つ)

  • 書籍の内容というよりも福沢諭吉の人生とかが取り扱われてた

  • 福沢諭吉が生まれてから、「学問のすすめ」を書くまでの物語。
    「学問のすすめ」という本自体の内容は要点をまとめた感じでちょっとだけ。
    福沢諭吉の生き方自体がほぼほぼ「学問のすすめ」を体現してた。

    江戸〜明治にかけての世の中も、今の世の中も人の考え方は変わってないなと思った。

    義務教育は大事だけど、「将来のために勉強しましょう」というと、どうしても脅迫的・強制的な感じがしてしまうから、「〇〇くんの一番好きなものはなに?」「じゃあその好きなものをもっとよく知るために役に立つ知識を学んでいこう」って言ったほうが勉強嫌いな子供はいなくなるんじゃないのかなと思った。

    福沢諭吉が思い描いた人々が自立して幸せに過ごせる未来が来たらいいな。

    なにはともあれ一万円のお役目ご苦労さまでした。

  •  「天は人の上に人を造らず」という有名なフレーズは、実は「だったらいいのにね」(現代的に意訳)と続く。
    そう、「バクマン」のシュージンが言っていたセリフは実際には「学問のすすめ」を読んでいない無知から来ているのである。

     とはいえ、現代人にとって読みにくい本であることは確かだ。
    時は明治元年から何年も経っておらず「言文一致」など議論すらされていない頃である。
    ぶっちゃけ原文を読むのはかなりの労力を費やされるうえに意味を正確に理解できるかどうか怪しいので口語訳している本があればそれを読んだ方が早い。
    と言うか漫画ならなおよい。

     そんなわけで買ってはみたものの評価はこの通りである。
    だって「学問のすすめ」そのものにはほとんど触れてないんだもの。
    福沢諭吉の伝記的内容ばかりで、そんなものなら40年前に太田じろう氏の学研人物日本史シリーズで既に読んでいる。
    タイトルが「福翁自伝」だったらこれほど評価は低くなかったのだが。

  • 福沢諭吉の伝記がさくっとわかった

  • 当時の身分制度の価値観に満足して現状を維持しようという考えの人に対して、日々邁進して新しいものを吸収しようという態度のある福沢諭吉の凄さを感じられた。

  • 原書未読。福沢諭吉というのはエネルギーの塊みたいな人だったんだな。でも教育者になってちょっと退屈なことを言うようになったような。。

  • 勉強するモチベーションがあがる。諭吉の人生は、学問を続けたかった父親、先進的な考えを持った母親の両親の影響を受けている。特に私が女性だからか母親の役割の重要さを実感した。子どもはいないが、私も甥っ子や姪っ子に良い環境を作ってあげたい。

  • 2022/11/29
    自由とは自主独立である。自主独立のためには学ばねばならない。個人の自主自尊が社会の自主自尊となり、進歩につながる
    福沢諭吉は下級藩士であったが欧米訪問の経験から身分制に大いに疑問をいだき、慶應義塾を立ち上げて日本の近代化を支える教育者となった
    ・大分にあたる中津藩の下級藩士で藩の経費で砲術を長崎で学びそこで蘭学を身に着けた。その後中津藩に戻されそうになったところ、大阪に無断で渡っての適塾で学んだ。その後江戸に行き、開港した横浜でオランダ語が通じないことに衝撃を受けて英語を学び始めた。その結果、幕府の使節としてアメリカに渡る機会を得て、渡米の航海中に規則を破った米海員に対するアメリカの航海長の公平な振る舞いや、初代アメリカ大統領のワシントンの子孫がアメリカでまったく特別な地位を占めていないことをしり衝撃を受けて、反身分制への思いを強くする。その後、渡欧にも加わり、イギリス、フランス、ロシア、プロシアにわたり鉄道や議会を見学する。日本に戻ってからは官職の誘いを断り、教育と著作に励む。アメリカの政治、技術、経済の様子をまとめた西洋事情が25万部、学問のすすめが300万部のベストセラーとなって近代化の基礎を支えた
    ・天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らずの言葉で有名なように、身分制を否定し万人が平等で自由とといた。自由とは独立であり、誰かに依存すると卑しい気持ちになっていく。官僚がその最たるもので、多くの智者を集めて一つの愚行をするとまでいった。そして、独立のために必要なのが学問だと位置づけている。
    ・知識を身につけるだけでなく社会に出てからそれをいかすのが本当の勉強だとしていて、社会で活躍するには体、知恵、情欲、誠実さ、意志の5つが必要と説いた
    ・理想と行動力のバランスをとることの重要性をとき、自分の能力の棚卸しをするようにすすめる
    ・判断力を高めるためには観察と推論があり、人とコミュニケーションしてそれらを高めることが重要と語る。情報は氾濫しており、他者の情報を鵜呑みにしてはいけない
    ・人望も必要であり、旧友を大切にして新しい人の輪を作るべき

  • 学問のすすめというよりは、福沢諭吉の人生について漫画家されている。

    福沢諭吉という知名度から本人について知っているような気がしていたが、本書を読むと意外と知らなかったことがわかった。
    改めて福沢諭吉という人物を知るために読む価値ありだと思う。
    ただ、タイトルである「学問のすすめ」については最後に軽く触れている程度。

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著者プロフィール

1935~1901年。豊前中津藩(現・大分県中津市)下級藩士の次男として生れる。19歳の時、長崎に蘭学修行におもむく。その後、大阪で適塾(蘭方医、緒方洪庵の塾)に入塾。1858年、江戸で蘭学塾(のちの慶應義塾)を開く。その後、幕府の使節団の一員として、3度にわたって欧米を視察。維新後は、民間人の立場で、教育と民衆啓蒙の著述に従事し、人々に大きな影響を与えた。特に『学問のすすめ』は、17冊の小冊子で、各編約20万部、合計で340万部も売れた大ベストセラー。その他の著書に『西洋事情』『文明論之概略』『福翁自伝』など。

「2010年 『独立のすすめ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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