- Amazon.co.jp ・電子書籍 (292ページ)
感想・レビュー・書評
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前半は人間関係やら政治の背景を説明する内容で、なかなか読み進めなかったが、後半から動き出して最後は一気読みでした。
ミャンマーやカンボジアをベースにした「メコン」という架空の国の話だが、希少鉱物を巡っての大国の思惑と大統領選挙を目指す家族の分裂、そして家族愛。
軍やら秘密警察が入り乱れてパズルのような内容だったが、若者の熱い気持ちが民衆を一つにまとめて行く。
日本は老齢な政治家が良くも悪くも国を動かしているが、熱くて若い人間が作る国もまだあるという可能性に期待したい。 -
英国連邦に所属する東南アジアの国メコン。民主化運動に取り組む二人の若者を中心に物語が進んでいく。軍事政権下のメコンでは大統領選が目前に迫っており、その陰にアメリカ、イギリスの国益をめぐる陰謀と争いが描かれている。民主主義とは何かの是非を読者に投げかける作品。
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東南アジアの軍事政権下にある国・メコン(モデルはミャンマー)でのお話。
大統領候補の暗殺、軍事クーデター
そして大国の思惑も絡みあう。
民主主義とは何かを問う作品
真山氏としては珍しくハッピーエンドでした。 -
留学生のピーター・オハラは、大学で政治活動に情熱を注ぐ犬養渉と知り合う。祖国メコンを民主化するため、父・ジミーが大統領選に出馬することを知ったピーターは、渉と帰国するが…。