プリンス [Kindle]

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  • PHP研究所
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感想・レビュー・書評

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  • 独裁国家の民主化を求めて活動する若者二人。同国の資源による利権を狙う先進国、秘密警察、軍部などのそれぞれの思惑に翻弄されながらも、支援者の支えもあってという話。色々ありながらも目的に向かって進んでいく、無鉄砲さも含めて熱き若者の物語なので、構成も分かりやすく、読みやすかった。

  • 前半は人間関係やら政治の背景を説明する内容で、なかなか読み進めなかったが、後半から動き出して最後は一気読みでした。
    ミャンマーやカンボジアをベースにした「メコン」という架空の国の話だが、希少鉱物を巡っての大国の思惑と大統領選挙を目指す家族の分裂、そして家族愛。
    軍やら秘密警察が入り乱れてパズルのような内容だったが、若者の熱い気持ちが民衆を一つにまとめて行く。
    日本は老齢な政治家が良くも悪くも国を動かしているが、熱くて若い人間が作る国もまだあるという可能性に期待したい。

  • 英国連邦に所属する東南アジアの国メコン。民主化運動に取り組む二人の若者を中心に物語が進んでいく。軍事政権下のメコンでは大統領選が目前に迫っており、その陰にアメリカ、イギリスの国益をめぐる陰謀と争いが描かれている。民主主義とは何かの是非を読者に投げかける作品。

  • 東南アジアの軍事政権下にある国・メコン(モデルはミャンマー)でのお話。
    大統領候補の暗殺、軍事クーデター
    そして大国の思惑も絡みあう。
    民主主義とは何かを問う作品

    真山氏としては珍しくハッピーエンドでした。

  • 留学生のピーター・オハラは、大学で政治活動に情熱を注ぐ犬養渉と知り合う。祖国メコンを民主化するため、父・ジミーが大統領選に出馬することを知ったピーターは、渉と帰国するが…。

  • ふむ

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著者プロフィール

1962年、大阪府生まれ。同志社大学法学部政治学科卒業。新聞記者、フリーライターを経て、2004年、企業買収の壮絶な舞台裏を描いた『ハゲタカ』でデビュー。映像化された「ハゲタカ」シリーズをはじめ、 『売国』『雨に泣いてる』『コラプティオ』「当確師」シリーズ『標的』『シンドローム』『トリガー』『神域』『ロッキード』『墜落』『タングル』など話題作を発表し続けている。

「2023年 『それでも、陽は昇る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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