本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第五部「女神の化身VI」 (TOブックスラノベ) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 4.8

  • ローゼマインが王の養女になるという報告が領主一族にされました。婚約が解消されると立場が不安定になるヴィルフリートの本音が自分勝手だけど痛々しかったです。良く言えば素直で天真爛漫だけれど悪く言えば無神経なヴィルフリートは、育てられ方から仕方ないのかもしれませんが他者への想像力に欠けているのですよね…。

    そしてこの巻はエルヴィーラですよ。エルヴィーラの娘(ローゼマイン)への深い愛情に涙が出ました。ローゼマインの事情をよく知りながら我が子として受け入れ、今後を心配し小言を言ってくれる、本当に母の鑑ですよ。
    貴族は自分の感情を表に出さないし本音を語ることもないので、エルヴィーラと二人で隠し部屋で語ったことがローゼマインの心の支えになればいいなと思いました。

  • 領地に帰って、準備を進めるローゼマイン。たくさんの人の想いを受け取って、貴族としてどんどん成長してます。この先どうなっちゃうのか心配ですが、楽しみです。

  • またもや一気読み。
    中央に移ることになったローゼマインと側近たちの選択やら、引き継ぎなどで忙しそう。
    ハルトムートとクラリッサが、とうとうローゼマインに押しかけ名捧げ(笑)
    そして、ダームエルばかりがローゼマインに重用される理由をハルトムートが調べ、ローゼマインの生い立ちや内情を随分前から知ってしまっていたとかもう、彼らしくて可笑しかった。
    ディートリンデは相変わらずだし、ジギスヴァルトも嫌な感じ。
    トゥーリとルッツが大人っぽくなっていたイラストに萌えた!

  • エルヴィーラお母様のシーンは涙が出ました。母親としては一歩引いていた気がするお母様の母としての強さ。こんな母親になりたいですよー。この巻はなんとなく家族とか側近とか、一年後を見据えて強く繋がる様な巻でした。

  • 書き下ろしはリーゼレータ視点とジルヴェスター視点。
    いよいよ大詰め。

  • 物語も終盤戦に入って来て、ラストの展開が徐々に見えてきたという感じの1巻でしたね。特に目立った大きな展開はないものの、一人一人のキャラクターの掘り下げをする中で、終盤に向けた各種布石をしているという感覚を受けました。

    原作は読了済みですが、ここから怒濤の展開になるのに加えて、かなりスピード感も上がってくるので、個人的には若干食い足りなかったのも事実です。可能なら追加エピソードをきちんと加えつつ、丁寧に物語を紡いでいって欲しいな、と思います。

  • (2021/174)待ちに待った最新刊の27巻。ローゼマインが王族の養女となることが決まり、中央へと連れていきたい者たち、ついていきたいが事情が許さない者たちなど。それぞれが、それぞれの想いを胸に移住の準備やローゼマインからの引継ぎを始める。圧巻はエルヴィーラの大きさだろうなぁ。平民出のマインを自分の娘として成人させることを受け入れて以来、この人はまさに母親。上級貴族としての采配も常に見事。成人したトゥーリの婚約者はエピソードで明らかに。いつローゼマインが知ることになるかな?28巻は今冬か。待ち切れない。
    (2022/160)王族の養女となるために1年後の中央移転が決まったローゼマイン。影響の大きさを鑑みて、最低限の関係者だけに情報が共有されつつ進む引継ぎや移動のための準備。貴族として生きることになって以来、ずっと支えてくれていたエルヴィーラの覚悟と度量の大きさに痺れる。単に恋愛話集めて回っているだけじゃない。中央騎士団や隣国の怪しい動きと利用されそうなディートリンデが、次の大きな事件に繋がる。

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著者プロフィール

香月美夜(かづき みや)
小説家。1月22日生まれ。中学2年生の頃より小説を書き始め、社会人となり結婚後、子どもの世話がひと段落してから執筆を再会。2013年より小説投稿サイト「小説家になろう」で『本好きの下剋上』を公開して人気作品となる。2015年にTOブックスより書籍化され一般誌デビュー、シリーズ化される代表作になる。同作シリーズは累計100万部を突破し、「このライトノベルがすごい! 2018&2019」2年連続第1位に輝き、テレビアニメ化も決定した。

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