会って、話すこと。――自分のことはしゃべらない。相手のことも聞き出さない。人生が変わるシンプルな会話術 [Kindle]

著者 :
  • ダイヤモンド社
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感想・レビュー・書評

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  • 想定外に泣いた。涙が流れてしまった。知らず知らずに、やっぱり辛さを重ねてしまってたんだなと気付いた。泣くことすらできてなかったんだな。

  • 機嫌の良い大人でなければならない、知らんけど。
    話は脱線させる、どうでもいいことを話す、ボケたおす、知らんけど。

  • 最高だった。何がすごいって、読むだけで爆笑させてくれる。無名の編集者との掛け合いが目に浮かぶ。いわゆるハウツー本ではない。至る所に共感するポイントがあった。自分や相手ではなく、その外側の話をする。その大切さを改めて実感した。

    爆笑ポイントは多数あるのだが、最後に唸った章の話を。なぜ、私たちは会って話すのか。あって話したいのか。このコロナで、みんなが向き合っていた感情だと思う。田中さんは、人とひとが会って話すことの究極は、一緒に度 旅をすることだと、最後に書いていた。1人では見えない、新しい風景をみることだと。だから、まだ見ぬ風景を求めて、私たちは会話するのだと。そこまでは言ってないけど、そんなニュアンスだった。素敵な表現だよね。

    会話していて楽しいと感じる人は、実はそうたくさんいないのではないだろうか。会いたいと思う人がいる。それはとても幸せなことだ。来年は会って話したいと、切に願う。
    2021.12.31

  • 「これこれ、こういうのだよ」と思うかそうでないか。会話の苦手具合で変わる一冊。自分は前者だ。話し方と言われると、相手に興味を持ちましょうとか言われがちだが、正直なことを言うと親しくなりたい人間を除けば相手に興味なんてない。一切ない。じゃあどうすりゃええねん。やはり自分は社会不適合者なんじゃ…と思っていたが本書は優しく諭してくれる。

    「自分の体調を喋ってるおばちゃんを見てみろ、自分の話ばっかりで相手の話聞いてないぞ」と。人間は他人の話なんて聞きたくないのだ。傾聴の大事さが説かれるというのは要するに、みんな傾聴してないし、したくもないということなのだ。だから興味のあるふりなんてしなくて良いと言われると、なんか安心してしまう。

    それよりも大事なのはボケを重ねていくこと、知識を挟み、ボケ倒していくことで新しい視点を発見すること。会話というのはこの共同作業なんだという指摘は類書では見られない。確かに「楽しかった会話」というのは互いの知識を持ち寄ってボケ倒し、バカみたいな発想が生まれるときだ。

    普通に話せる人はそんなの当たり前だから、たぶん本書は情報量のない駄本に見える。しかし普通に話せない人にとっては安心感が得られる一冊となる。

  • そんなことより、会津の辛味噌って馬刺しに合うんですよ!へぇーそうなんだぁ感覚でお楽しみ下さいm(_ _)m

    ほめる行為さえマウンティングの一種だと言い切る著者に少し共感。

    「超ウケる!」…だれがその人の機嫌を取るために生きているのか。
    「笑えるー」…いったいどの立場で審議講評しているのか。
    「おもしろい!」…だれがその人に審査員を頼んだのか。
    それら上から目線の評価は結局、「超とまんない」「くだらない」「おもしろくないね」などの裁定を下す行為とワンセットなのである。

    対談はほぼスベってたけど、それは(読者が)読んで、判断すること。

  • 声を出して何回か笑って、小一時間で全部読んでしまった。面白かった。

  • 難しそうではあるが、「自分のことでも相手のことでもなく、『外部のこと』を話そう」というのを心がけたいと思った。

    「外部のこと」について話すには、知識が必要。

  • 読んでいると口角が上がるのを抑えられない。
    おかしくてつい笑ってしまうのだ。
    そんな調子で軽く、楽しく読める本だが、
    ここ数年で新たに読んだ本の中で
    一番感銘を受けたかもしれない。
    私は読書する時、覚えておきたい部分や
    もう一度読み返したい部分、
    気になった部分には付箋をつけていくのだが、
    瞬く間に付箋だらけになった。
    共感しまくって、だんだん胸が苦しくなってくるほどだった。

    会話…私も話し下手なのでウィットに富んだ
    ユーモアいっぱいの素敵な会話ができる人に憧れる。
    この本はその会話の本質を知ることができる。

    どうでも良さげな面白くて楽しい文章の行間にあるものに
    心を動かされていることに気づく。
    この本を読むこと自体が最高の会話体験をしているかのよう。

    あぁ…好い。
    おすすめ。

  • 変わった本棚。軽く読める

  • 漫才聞いているみたいで
    楽しかった!

    そして内容は哲学的。

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著者プロフィール

1969年大阪生まれ。株式会社 電通でコピーライターとして24年間勤務ののち退職、2017年から「青年失業家」を名乗り、ライターとして活動を始める。著書に『読みたいことを、書けばいい。』『会って、話すこと』(ともにダイヤモンド社)。2020年、出版社ひろのぶと株式会社を設立し、代表取締役に。現在、ひろのぶと株式会社のティザーサイト公開中。https://hironobu.co

「2022年 『ココロギミック 異人と同人3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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