満州アヘンスクワッド（５） (コミックＤＡＹＳコミックス) [Kindle]

著者 : 鹿子 門馬司

• 講談社 (2021年8月11日発売)

感想・レビュー・書評

[mangatoclassicさんの感想 · 2022年2月16日]

さらわれたナターシャはチンパンによって売り飛ばされそうになる。キリルが麗華たちのグループに助けを求め、オークションの場を襲撃しナターシャを救出するが、逃走中にロシアンマフィアに襲われ、ツァーリことロジャエフスキーの手に落ちる。

一方、ハルビンのチンパンをまとめる英九と娘・麗華の確保を目論む杜月笙の間にも不協和音が鳴り始める。

ロジャエフスキーは麗華を英九に引き渡すことで哈爾浜の支配権を確保しようとするが、両派の銃撃戦となり、逃げだした麗華も撃たれ重傷を負う。

ロジャエフスキ―の隠し部屋に監禁されたナターシャは、ツァーリの裏の顔を知ったニーナの助けで脱出を目論むが…

4つ巴の素早い展開。うまく作りこまれていて、相変わらず面白い。

[tabito8さんの感想 · 2023年3月25日]

順調に面白い
ロシア内部の共産党に与していた人間に対する温度感などが知れたのは新鮮

スラブ系かわいい

[弦音なるよさんの感想 · 2021年9月11日]

1巻無料だったので読み始めたらおもしろかった。
5巻まで読んだ。

1930年代の満州という時代設定がおもしろく、アヘン密売や裏社会というテーマも興味深い。登場人物の絵もすごく好き。
描写には起伏があり楽しく読めた。

ただ、青幣と正面から戦ってこんなものなのかなとか、ピンチの脱出がご都合主義的なところを感じたりして、物語が進むにつれて、時代モノではなく単なるフィクションのように感じられてしまうのは残念。

歴史のリアリティを扱った作品で、歴史上ではたぶんこういうことは起こり得ないようなあ、と目を覚まさせてしまうのはよくないと思う。
文化的なところの描写もそこまで深いわけでもない。


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