光る生き物の科学---発光生物学への招待 生態系の情報世界 [Kindle]

著者 : 大場裕一

• 日本評論社 (2021年6月30日発売)

感想・レビュー・書評

[izusakuさんの感想 · 2022年5月4日]

　「世界の発光生物―分類・生態・発光メカニズム―（大場裕一著）」からの流れ読みだ。
　本著はやや学術的な内容のつくりとなっている。参考文献や註を含めて本書の構成は学術書のようであり、また著者自身の丹念に積み重ねてきた研究成果の解説を含め、著者の科学への真摯な姿勢がうかがえる。
　発酵のメカニズムや発光生物の起源についてサイエンティフィックに理解したい方にはよい一冊だ。
　

著者プロフィール

1970年　札幌市に生まれる
1994年　北海道大学大学院理学研究科化学専攻修士課程修了
1997年　総合研究大学院大学大学院生命科学研究科博士課程修了
　名古屋大学大学院生命農学研究科助教などを経て
現　在　中部大学応用生物学部教授、博士（理学）
著　書　『ホタルの光は、なぞだらけ』（くもん出版、2013）
　『光る生きものはなぜ光る？』（文一総合出版、2015）
　『恐竜はホタルを見たか』（岩波書店、2016）
　『光る生き物の科学』（日本評論社、2021）他

「2022年 『世界の発光生物』 で使われていた紹介文から引用しています。」