地球の未来のため僕が決断したこと 気候大災害は防げる [Kindle]

  • 早川書房
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感想・レビュー・書評

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  • 本書コンテンツ自体に多く学んだことは無論、ビルゲイツの脳内を見学したような感覚を持った。これまでの利益至上主義経済の課題、また人類の未来の環境課題の提言やその課題に対して現代人として何が出来るかをみき分けて実行すること。
    非常に普遍的かつ挑戦的な視点維持の尊さ。経営者としても常にものごとに積極的に関心を持ち、疑問を持つことが如何に大切であるかを伝えているような印象も持った。

  • 毎年510億トンの温室効果ガスが放出されているが、人類にとっていかに危険か、またどのように減らしていくべきかを具体例を挙げて議論している。
    炭素の排出しない電気を作るためのブレークスルーを列挙している。日本の再生可能エネルギーの中では地熱発電が有望視されるのかと思いきや、地熱発電には広い敷地が要るということ、掘った井戸が全て実用化できるわけでないことなどを知った。

  • 持続可能な未来へ向けての提言が、これでもかとわかりやすく、そして隙がなくまとめられている。
    プライベートジェットで移動するテック業界の大金持ち、ビル・ゲイツが環境保護に対して熱心なことに懐疑的な向きもあるだろう。本書はそういった反論のまなざしさえ真摯に受け止め、理路整然といま成すべきことを説いている。

    もはや、肌感覚としても気候変動の影響を感じられるようになった昨今。エネルギー問題は先送りにしてよいものではない。そういった危機感と、よい未来を描いて行くのは自分たち自身だという使命感を喚起してくれる一冊。

  • ふむ

  • 脱温暖化&成長のために、この問題を解決するための手法を網羅的に提示した良書。Keyは、政府(政策立案)・イノベーション(ハードウェアエンジニアリング)と民間、そして消費者

  • 天才の頭の中〈ビルゲイツを解読する〉
    https://www.netflix.com/watch/80184771?tctx=2%2C1%2C%2C%2C%2C

    視聴していたところ、ちょうど本が出ていたので読んでみた。

    年間510億トンの温室効果ガスをゼロにしなければならない。
    少し前までは、温暖化による気候変動が自分たちの生活に影響を及ぼすのは、遠い未来のことだろうと思っていた。
    しかし、日本でも当たり前のように毎年、過去最大規模の大雨、台風など自然災害が起き、それにより無くなったり、今まで通りの生活を送れなくなったりしてしまう人がいる。

    将来的には、テクノロジーにより2050年までの温室効果ガスゼロを実現することは可能だとしているが、そのために多くのお金を注ぎ込み、政治を前に進めていかなければならない。

    自分にできることとしては、環境に配慮したサービス、製品を選ぶこと、肉食を減らしていくことかな。

  • 分かりやすく伝えるというのは、こういうことを言うのだろう。気候変動に関する本は昨今数多く出版されているが、読みやすく、しかも内容が的確に伝わってくるという点においては、最近読んだ本の中ではNo.1だと思う。何せ筆者が、あのビル・ゲイツだ。何が目的なのか、それにはどんな問題があるのか、それを解決するためには何が必要なのか、そしてそのために私はこういう提案をするという流れを、理路整然と紙上でプレゼンテーションしてくれる。エネルギーの恩恵を一番受けていなくて、最も貧しい人々が、この温暖化の影響をもっとも手ひどく受けて苦しんでいることと、その人たちを世界が一丸となって救っていかなくてはならないことが、繰り返し述べられている。ビジネスの現場や家庭において、また人生の様々なシーンにおいて、目的を達成する(夢をかなえると言い換えても良いだろう)とはどういうことかを改めて教えてくれる貴重な一冊だ。

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著者プロフィール

1955年、シアトル生まれ。13歳のときにプログラミングを始める。1973年、ハーバード大学に入学。在学中にポール・アレンと共にマイクロソフト社を創業。MS-DOS、Windows の開発により、同社は世界的ソフトウェアメーカーに。2008年以降は慈善事業に専念するため同社の仕事から徐々に離れる。『フォーブス』の2015年世界長者番付1位。

「2015年 『[生声CD&電子書籍版付き]対訳 セレブたちの卒業式スピーチ ――次世代に贈る言葉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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