とにかくメンタル強くしたいんですが、どうしたらいいですか? [Kindle]

著者 :
  • サンマーク出版
3.80
  • (12)
  • (16)
  • (12)
  • (3)
  • (1)
本棚登録 : 135
感想 : 16
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (324ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「超筋トレが最強のソリューションである 筋肉が人生を変える超科学的な理由」を読んだ際に、「筋トレすると鬱予防になったりして精神衛生上も良いのか!筋トレしよう!」と思ったことがありましたが、これが誤りであることが本書で分かりました。誤りは言い過ぎだが、疲労が蓄積していない健常者には筋トレは良いメソッドのようで、疲労が蓄積している人にとっては、むしろ体力を使う行為は逆効果になってしまう。
    最近、仕事のストレスが原因で、昔なってしまった抑うつ状態の症状がいくつか見えてきているので、本書の通り、まずは睡眠時間を多く確保して体を休めてみようと思う。

  • オーディブルにて。
    当事者の高木さん役の声がテンション高いというか、大げさな感じがちょっと気になったけど、下園さん役の方が落ち着いていたので最後まで聞けた。

    下園さんの本は、休むことの必要性を正論で説得するんじゃなくて、納得できる理由を説明してくれるからいい。

    高木さんの悩みは共感できるものが多いし、それに対する下園さんの受け答えも優しいから安心して読める。また読みたい。

    ーーーーーーー
    ■筋トレがメンタルを強くするのは通常ゾーンの場合。
    プチ鬱ゾーン、鬱ゾーンの場合は、筋トレはメンタルを強くしない。逆に弱くなる。

    ■プチ鬱は心身の疲労
    プチうつモードの人にはまず休養。とにかく休養。
    お酒と鬱は相性最悪。
    入眠の4時間前には飲み終わるのが良い。

    ■大人の心で対応する
    「ああそうですか」とのらりくらりと受け止めて、自分とは異なる価値観があることをを認め、自分を許し、いたずらに自信を失うことなく自分を励ましていくことができるのが大人の心

    ■子供の心が強い人は、すべてを頑張りで克服しようとする


    ■メンタルの強さ=ストレスに対する対処力と我慢力の総和
    子供の心だけでは対処力が伸ばせない

    子供の心「努力と我慢が足りなかった」の一択

    ■自分に対する理解が深いと
    ・対策ができる
    ・いい意味で諦めることができる


    ■頑張ってもとってどうしようもないことを頑張るのはとても苦しい。
    自分さえ頑張ればいいと思っているとどんどん自分で我慢して抱え込んでしまう。

  • 疲れ切って生産性のない休日を過ごすことが多いのですが、それがけして悪いことではない、
    むしろ無理に頑張って何か頑張ろう!と張り切る方が余計ストレスになる、ということがわかり、
    とにかく一安心しました。あぁ、私は土日にただだた怠けてしまう駄目な人間ではなかったのだな、と。
    とにかく睡眠が大事!ということを肝に命じました。
    図書館で借りて読んだのですが、
    人気の本ということもあり延長ができなかったので、
    もう一度借りるか購入して、是非ゆっくり再読したいなと思います。

  • 優しい。。良い本。ほんのり常にプチ鬱の人へのまずやることとして、「8時間の睡眠」というのが超納得。
    睡眠が足りてないことの弊害と、身体のサインを逃さないことの大事さ。

  • 自分会議
    自己肯定
    2段階から1段階へ
    普通の人は病む

  • ああ、この本を後4年早く知っていたかった。プチうつ状態、まさにあの時の私だ。時すでに遅しで、私は人間関係を壊してしまいましたが・・・

    子供のメンタルの強さ。まさに言葉通りの状況でしたね。私はもうどうしようもないですが、ぜひ多くの人に読んでほしいですね。

    そして社会がもっと休みやすくなっていかないといけませんね。軍隊式で昭和な価値観が早く駆逐されますように。

  • 言っていることはそれほど多くないが、おおむね納得はできる。
    ただこの先生の肩書きと経験則が先行しているような印象で、どこまで根拠があるかわからず、鵜呑みにしにくい。

  • どんな時に自分を責めてるか観察する
    8時間睡眠を確保する
    1日3回深呼吸する
    生産性のない日を過ごす。

  • 適応障害になってしまった私がふと書店で目に留まった本。
    メンタルを強くするためには、まずは「ストレスの根源」を取り除くこと。ため込んでしまって疲れた時は「おうち入院」等で取り除くこと。
    ストレス発散法ではなく、休むことでストレスをまず解消する、という方法論が新しく、実践を進めて行きたいと思った。

  • 先月仕事を辞め、今は人生の休憩中。
    去年仕事を辞めるかどうしようか悩んでいたときに著者の別の本を読み、退職を決意するにあたり大分助けられたため別の本も読んでみたいと思い
    前の職場で働いていた時の自分を思い出すような感じで読み進めていった。

    ・鬱の症状としてのしがみつき
    仕事がストレスの原因だと分かりきっているのに、なぜか辞めようとすると心が抵抗するというのは、私にも経験があった。
    それが、鬱症状により冷静な判断ができなくなっていたのだと知ることができた。
    また、しがみつきの一例として飲酒が紹介されており、私はお酒が強いせいかストレスで飲酒が習慣化している人の気持ちがよくわかっていなかったのだが
    悩みを一時的に忘れて眠れるようにするためお酒を飲む、というメカニズムがわかって疑問が晴れた。

    ・燃費が悪い状態で生きていくのか
    この問いかけは本書の中で何度もされている。
    30代半ばになり、人生は結構短い、何歳からでも新しいことは始められるけど失った時間は戻ってこないと実感している。
    もう嫌なことでストレスを溜めたくないという気持ちは昔より強くなってきているので、この問いかけは結構重かった。
    また、取引先のために人生を捧げるのか?という下園先生の質問も結構自分には刺さった。

    ・アドレナリンが切れる
    実は退職を申し出てから2ヶ月間、以前にも増して生産性が落ちたと感じており、なぜだろうと思っていたらそれについても説明があった。
    疲労状態の中でアドレナリンを出して、疲労を先送りしていたから頑張れていただけで、アドレナリンが出なくなって元々の疲労と先送りにしていた疲労を直で感じるようになっただけということ。
    この説明を読んでとても腑に落ちた。

    本の中では1ヶ月、2ヶ月は休んでくださいと書いてあり
    実際、退職して2週間ほど休んだだけでもかなり心身の疲労が取れたのを実感している。
    4月から学校に通う予定なので、それまでは引き続きしっかり休んで、心身の状態回復に努めていきたい。

全16件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

【下園 壮太】(シモゾノ ソウタ)

メンタルレスキュー協会理事長、元陸上自衛隊心理教官。陸自初の心理幹部として多数のカウンセリングを経験。その後、自衛隊の衛生科隊員(医師、看護師、救急救命士等)やレンジャー隊員等に、メンタルヘルス、カウンセリング、コンバットストレス(惨事ストレス)対策を教育。本邦初の試みである「自殺・事故のアフターケアチーム」のメンバーとして、約300件以上の自殺や事故にかかわる。平成27年8月退職。現在はNPOメンタルレスキュー協会でクライシスカウンセリングを広めつつ、産業カウンセラー協会、県や市、企業、大学院などで、メンタルヘルス、カウンセリング、感情のケアプログラム(ストレスコントロール)などについての講演・講義・トレーニングを提供。著書50冊以上。

公式HP: http://www.yayoinokokoro.net/

「2023年 『ワーママが無理ゲーすぎてメンタルがやばいのでカウンセラーの先生に聞いてみた。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

下園壮太の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×