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感想・レビュー・書評
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kindle unlimitedで。
御存知の方が多いような気がしますが福井県立図書館でレファレンスサービスにきた覚え違いタイトルについての本です。
ただ面白がってもらうためだけに『覚え違いタイトル集』を公開しているわけではないそうです。
『覚え違いタイトル集』を読むことで間違えやすい部分に気づくようになり自分で目当ての本にたどり着くためのヒントになるのでは?というのも目的のひとつだそうです。
図書館の蔵書の検索方法も載っています。
最初に利用者が言ったタイトルそのままで検索。次に司書は全文ひらがなで検索。ただややこしいことに著者名は漢字のほうが見つかりやすいそうです。
開高健を間違って「かいこうけん」と入力しても福井県立図書館では見つかりますが図書館によっては「かいこうたけし」でないとヒットしない場合があるそうです。
覚え違いタイトルの例
『お尋ね者は図書館まで』→『お探し物は図書室まで』
『痔』→『痣』
『おい桐島、お前部活やめるのか』→『桐島、部活やめるってよ』
『滅びた後のシンデレラ』→『滅びの前のシャングリラ』
カフカの『ヘンタイ』→『変身』
『蚊にピアス』→『蛇にピアス』
『摂氏451度』→『華氏451度』
『私、残業しません』→『わたし、定時で帰ります』
他、多数。
恩田陸の『蜜蜂と遠雷』を本当に『ハチミツと遠雷』と言っているのは私の通院している接骨院で聞いたことがあります。
私の行っている接骨院はベッドが3台カーテンで仕切られているだけなので隣の会話が全部聞こえるんですが、先生が隣の患者さんの読んでいる本(たぶん『蜜蜂と遠雷』)を見てしきりに「『ハチミツと遠雷』読んでるんだ!」と連呼するので、隣のベッドで私はおかしくてしかたなかったです。 -
とにかく笑える!よくもこんなに集めたものだと。ずっと笑っていられる。自分でも、あれタイトルなんだっけ?って思うことは多々あるけれど。でも"ハムレット"ぐらいは知ってて欲しいぞ!w
何回でも見直して笑いたい。 -
福井県立図書館の覚え違いタイトル集がwebで公開されてまして、本にまとめたもの。
利用者さんの覚え違いをよく探せましたね!って感心しちゃう司書さんたちの推理力と本知識と調査力。あっぱれ。
クスクス笑いながら肩の力を抜くための本。
楽しいですよ。 -
自分が図書館司書になったつもりで読むと面白い。
利用者の問合せがあり、そのページをめくるとその回答の題名が記載されている。
脳のいつもは使わない所を使う本。
答えが読んだことある本だと結構くやしい。
ただし、『痴人の愛』が答えの問いは難しすぎてくやしくなかった。
そりゃ分からんだろってなった。
司書さんお疲れ様です、という気持ちになれる。
どんな仕事でもそうだけど機械検索で100%自動で抽出できるなら人間は要らない。この本は司書さんの腕の見せ所の結晶とも言えると思う。
自分としては「これこれちこうよれ」が正解だった時アドレナリン出た。
挿絵がいい味出してるし、一言コメントも優しさ伝わる。
ネットでもデータベースを読めるけどこの本の良さもあった。 -
次につながるレファレンス★★★★★
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くすくす笑いながら読める本。でも自分も絶対こういう覚え間違いするだろうなとも思う。
本の最後に司書の仕事、本の検索の仕方が書かれていて、勉強になった。児童書を探すときに、あらすじで探したり、ものから検索できる事典があることに驚いた。
レファレンスって大変だろうけど、これだっ!と分かって利用者へ資料を提供できたらすごく達成感がありそう。 -
街の本屋で一目ぼれして買った本。
真剣だから、面白い。
あまりに私が笑い転げているため、隣に座っていた息子が心配そうにこちらをじっと眺めていた。 -
電車で読んでてツボに入ったらもう大変。そんなに死んだらあかんw
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漫画「税金で買った本」で紹介されていて気になったので購入。色々な「本のタイトルの覚え間違い」に思わずクスリとしてしまいます。知らない作品も数多く出てきたので、機会があれば読んでみたいと思いました。
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相談された覚え間違えのタイトルと、実際のタイトルのギャップによってはものすごく笑ってしまうものから何かしらセンスあるのではと感じるものまで色々で、気楽に楽しく読めました。図書館員の皆様、お疲れ様です。
こちらの本は読んだことありませんが、「福井県立図書館でレファレンスサービス」は一部ネットで見掛けたことがありますが...
こちらの本は読んだことありませんが、「福井県立図書館でレファレンスサービス」は一部ネットで見掛けたことがありますが、もう大爆笑ですよね。
本で出てるなら読んでみようかなあ。
なお、私が実際に聞いて笑ってしまったのは、映画の題名の間違いですが会社の元上司が「『海の上のバイオリニスト』観たよ、よかったよ!」でした。先生!海の上にいるのはピアニストで(正しい映画の題名は『海の上のピアニスト』)、バイオリニストがいるのは屋根の上(『屋根の上のバイオリン弾き』)です!!(>▽<)
また、私が小学生から質問されたうろ覚えタイトルもあります。
児童「『り』がついて、宇宙人が出たり…」
⇒私『ヨシタケシンスケ りんごかもしれない』あてた〜!!
児童『トイレとか、おばけとかが変わる本』
⇒私『あきやまただし へんしんトイレ、へんしんおばけ』(へんしんシリーズ)あてた〜!!
児童「棒人間が死んだりする本」
⇒私は『おっとあぶない』という絵本だと思ったら違って『グレッグのダメ日記』でした(^_^;)(グレッグ死なないよね??)
…うろ覚えタイトルどころか、全くタイトル覚えていない集ですねw
コメントありがとうございます。
この本は、読んでいらっしゃる方が、ブクログでも、結構いらして、皆さん、面白いと思う...
コメントありがとうございます。
この本は、読んでいらっしゃる方が、ブクログでも、結構いらして、皆さん、面白いと思うツボも、少しづつ違うようで、面白いですね。
色々な方が色々ないい間違いを取り上げていますね。
「海の上のバイオリニスト」はかなり高度ないい間違いですね!
「屋根の上」と間違えるなんて!
「りんごかもしれない」ご名答は、さすがですね。
よく、児童書を読んでいらっしゃる、淳水堂さんならではですね。
あとの、三冊は、私は児童書は、これから読みたいジャンルなので、全然わかりませんでした。
よかったら、淳水堂さんも、この本のレビューされてみてください。