野蛮な大学論 (光文社新書) [Kindle]

著者 :
  • 光文社
4.00
  • (1)
  • (0)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 10
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (156ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 役に立つ専門知識(筋肉)だけでなく、役に立たない教養(脂肪)の重要性を説く。著者はその為に「生涯学習」として社会人が大学に出入り自由する事による「大学の野蛮化」を提唱する。その考えには賛成なのだが、まだ大学側がウルサイ社会人の受け入れには難色を示しており、無垢な若者を教育する事に偏重しているような印象も受ける。よって、「汎用性の高いガラクタ」としての教養は新書レベルの知識を雑多にINPUTするのが最もコスパがよいとは思うのだが、そういう考えもまたある意味「無駄のない」効率重視の合理的考え方なのかもしれない。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

昭和34(1959)年、千葉県生まれ。千葉県立千葉高等学校、早稲田大学教育学部を経て、早稲田大学大学院文学研究科博士課程後期課程単位取得退学、文学修士。中京大学文学部・大学院文学研究科教授。

「2022年 『森鷗外 ー作品と周辺ー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

酒井敏の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×