半分、減らす。―――「1/2の心がけ」で、人生はもっと良くなる (知的生きかた文庫) [Kindle]

著者 :
  • 三笠書房
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感想・レビュー・書評

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  • 【漸減】
    耳読です。

    いきなり無くすことはできないので、まずは半分にしてみよう。
    ゼロはきびしいけど、半分なら意外とできるという感じです。

    リバウンドを避けようと思えば、長い時間をかけて減らしていく必要があります。

  • 忙しなさがはこびる現代において、半分 という、わかりやすく、行動を起こしやすい基準を用いて、現代の余裕のなさをどう減らしていくかについて書かれている本。

    マインドフルに生活する(飲酒するなど)ことで過度な行動を減らしたりできるというのが印象に残った。
    心の余裕を持てるようにしたい。まずはスクリーンタイムからかな。

    仏教は、「六年も苦行した末に、答えはそこにはないと気づいた」ところからはじまっていることや、仏教が「自利利他」つまり「自らの喜びは、世のため人のための喜びに等しいものである」といった生き方を理想としていることが印象的だった。

  • 仏教の教えは現代の生活においても大切な考え方であるんだなぁと思った。ただの断捨離本かと思ったらメンタル面に関しても(むしろメンタル面について)多く語られていて、分かりやすかった。かなしきかな、時間のない現代人なので一番試したい食事を半分減らすのができなそうではある……ちょっと生活見直さないとなぁ。

  • 注意資源という言葉に納得した!
    もともと片付けがうまくないのに、子どもが散らかしたものを片付ける日々で私の注意資源使いまくってるなぁって。
    スマホでだって調べ物をしててもネットニュース見てしまったりするからスマホを半分減らすのも気をつけたい。

    食に向き合う話もためになった。
    謙虚な心で食事ができることも、今恵まれてることなんだと、地震災害のあった今思う。

    マルチタスクで中途半端になるの私のあるあるやったので、マルチタスクをシングルタスク化することも意識したい。

  • 買い物、アルコール、ギャンブルの依存症。
    に、今また新たに
    断捨離やミニマリストなどの捨て依存症が増えている。とな!!!!

    ミニマリストになったって喜んでた友人が、鬱で引きこもりになる。
    このメカニズムが、まさに依存、、、

    買い物にしても、アルコールもギャンブルも、果ては薬物まで。快感が感じられることでやめられなくなる。

    捨てる快感と、買う快感は全く違う行為なのに快楽の刺激が似ている。

    この著者は、やめ時加減。これが一番大切。
    ギャンブルもアルコールもなんでも、丁度半分。これが一番心地よい。
    中道の精神。これが一番。

    善悪すらも半分でいい。

    と、読んで。すごく。すごく納得でした。

    買いすぎ、
    溜め込みすぎ
    散らかしすぎで、片付かない。

    言い過ぎ、
    気にしすぎ、
    怒りすぎ、でストレス溜まる。

    ホントだなぁ。この真ん中、丁度いいって。ホント、、、難しいけれど、ふと迷ったとき、ふとした時、中道を意識することでうまく過ごしていけそうだな。と思った一冊でありました。

  • 現代はいろいろなことが過剰になっています。半分を目標に見直して、減らしてみることを提案しています。例えば、買う物。スマホの時間。食事の量。

    マルチタスクはせずに、ひとつに集中して、じっくりと行った方が効率も良いです。そして精神科医であり、禅寺住職でもある川野泰周さんが勧める「ずぼら瞑想」をします。

    私は早食いですが、改めてゆっくり味わって食事をするようにします。注意力が無駄に失われないようにモノを減らし、整理します。そして折を見てずぼら瞑想します。

  • 禅僧であり精神科医である著者のやわらかい、優しい語り口の本。
    断捨離系の本かと思ったが、マインドのほうが大きい。
    何事も行きすぎはよくない、中庸の精神を心がけることが心と体の健康には大事。

    東洋の思想は薬学でも(漢方)学ばれる。
    昔から言われてきたことだけど、なかなか難しい。

    ものすごく新しいことは書かれていないが、自分をもっと大事にすることで、周りも大事にできるのだと思える。

    食事の章が良かった。よく噛んで味わい、感謝する。

  • オーディオブックにて。

    禅寺の住職であり精神科医の著者。
    朗読もご本人だったようですが、プロの声優さんの朗読さながらまったく違和感なくスッと入ってきます。さすが。


    ・座禅は心の句読点。
    ・3割、7割と細かく決めると長続きしないけど、5割・半分ならわかりやすい。

    後半は断捨離本のような内容だったけれど、仏教と絡めて考える減らし方であり、捨てることが目的ではなく中庸を目指し、穏やかに生きるという空気が感じられて心地よかった。

  • 全部捨てるとかではなく、半分減らす、というのがまた丁度良い感じだと思いました。
    取捨選択をする行為をする事で、残った物の価値も高まっていきそうです。

  • 本格的なミニマリズムより取り入れやすい中道の精神。マインドフルな食事の話が面白かった

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著者プロフィール

川野 泰周(かわの・たいしゅう)
精神科・心療内科医/臨済宗建長寺派林香寺住職。
精神保健指定医・日本精神神経学会認定精神科専門医・医師会認定産業医。
1980年横浜市生まれ。2005年慶應義塾大学医学部医学科卒業。臨床研修修了後、慶應義塾大学病院精神神経科、国立病院機構久里浜医療センターなどで精神科医として診療に従事。2011年より建長寺専門道場にて3年半にわたる禅修行。2014年末より横浜にある臨済宗建長寺派林香寺住職となる。現在寺務の傍ら都内及び横浜市内のクリニック等で精神科診療にあたっている。
うつ病、不安障害、PTSD、睡眠障害、依存症などに対し、薬物療法や従来の精神療法と並び、禅やマインドフルネスの実践による心理療法を積極的に導入している。またビジネスパーソン、医療従事者、学校教員、子育て世代、シニア世代などを対象に幅広く講演活動を行なっている。
主な著書に『人生がうまくいく人の自己肯定感』(三笠書房)、『「精神科医の禅僧」が教える 心と身体の正しい休め方』『精神科医がすすめる 疲れにくい生き方』などがある。

「2021年 『半分、減らす。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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