ニッキの火星探検 [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 「新幹線のたび」を読んで以来のファンなので、着々と新作を発表していてうれしい。
    この著者の魅力は、細部まで描き込まれた絵にある。

    今回は「火星探検」。パパが火星で行方不明になってしまう。彼を、娘のニッキーとロボネコのニャピが探しにいく旅。

    ブラッド・ピットが出ている「アド・アストラ」という映画をちょっと思い出した。

    宇宙エレベーターが上昇する時の、
    「まるで、街が落っこちていくようだわ!」
    という何気ない感覚描写や、

    宇宙空間に出た時の、
    「下に見える海がまるくなっていきます。」
    といった描写がリアルでとてもよいと思った。

    そう、設定がリアル。たぶん、描かないところまで設定を作りこんでいるのだろうな。

    何かが起きそうな岩棚も、これでもか、と岩肌を細部まで描きこんでいて説得力がある。
    次から次に新作を読むのがもったいない。

  • パパが火星で行方不明になったという連絡があって、ニッキは探しに行くことになりました。
    SFは好きなので、楽しく読みました。

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著者プロフィール

1967年生まれ。三重県在住。愛知大学文学部卒業。大学では美術部に所属。「子どもの本の専門店メリーゴーランド」絵本塾で絵本づくりを学ぶ。『あっぱれ! てるてる王子』で、第30回講談社絵本新人賞、『新幹線のたび~はやぶさ・のぞみ・さくらで日本縦断~』(講談社)で第43回講談社出版文化賞絵本賞を受賞。『新幹線のたび~金沢から新函館北斗、札幌へ~』『決戦! どうぶつ関ヶ原』『トーキョー ドリーム マラソン』(以上、講談社)『ドングリ・ドングラ』(くもん出版)など大パノラマの中に丁寧に描き込まれた細やかな描写が魅力的な作品を多く出している。

「2021年 『フライングメジャー号 世界一周 空の旅』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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