現代病「集中できない」を知力に変える 読む力 最新スキル大全―脳が超スピード化し、しかもクリエイティブに動き出す! [Kindle]
- 東洋経済新報社 (2022年1月28日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (372ページ)
感想・レビュー・書評
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さっそくTwitterの読み方から変えてみた。専門家の群れをウォッチする。また『メモの魔力』と概念として繋がる処もあったかと。
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読む力を手に入れる秘訣というよりは
情報を上手に手に入れる秘訣が記述されているように感じた。
その中でSNSについて触れていたが、その使い分けが印象に残った。
・人間関係用SNSは、LINE FACEBOOK
・情報収集用SNSは、twitter
う~ん。なるほどと思った。
同じSNSでも、使い分けることが、膨大な情報の中で効率よく
必要な情報を入手する方法なんだなと思った。
またSNSのコメントについても、良いor悪いの見分け方がなるほどと思った。
・良いコメント→正しい専門用語を使う。決して断定しない
・悪いコメント→すぐ断言する。多方向からものをみない。
あとネットで有名人になっても悪名人は、NGです。 -
「集中しなければ」という思いが強迫観念の様に日々降り注いでいたが、散漫力を生かすという発想を聞いて心が楽になった。
筆者はおそらく様々な試みを経て、自身にとって成果が出せる方法を最適化していると思われるが、ブートストラップ(意訳すれば集中しやすい様な取っ掛かりの仕事を作る)を意識して、自身も研鑽を重ねたいという気持ちになった -
佐々木俊尚さんが実践している知的生産術を解説した本。
本書は知的生産を始めたい人にとてもオススメ。本書の知的生産術はすぐに真似しやすいものが数多く紹介されています。私もさっそく真似しました。
情報収集だけでなく、情報の扱い方も解説しています。本書は情報の読み方も学べる有意義な本です。 -
読書術に特化したものではなく、情報(見聞きするもの)とどのように向き合えば、自分の血肉になるのかを丁寧に解説してくれています。読書術についてもドストエフスキーの罪と罰を例にとって説明してくれているため、大変わかりやすかったです。
EVERNOTEを利用して、この方法でたくさんの概念をストックしていきたいと思います。
特に自分に響いた内容は、
・本当の「知る」というのは、その出来事について「たくさんの視点」を獲得し、「全方向からその出来事を見る」ということだ。
・ひとつひとつの情報が集まると、「概念」がつかめる。
たくさんの概念が溜まっていくと、今度は「世界観」をスケッチできるようになる。 -
Twitterで毎日秀逸なキュレーションを発信し、毎朝の思考をPodcastでも日々発信している佐々木さんの頭の中や情報収集・その料理方法までを惜しみなくまとめて一冊。
序章の5つの「大前提」は常に意識したい。
・メディアは水平/垂直、中立/偏りの4タイプに分ける
・アウトライン→視点→全体像の流れで理解
・読むことの目的は「多様な視点」の獲得
・読むことで得た「知識」「視点」を「知肉」にするのが最終目標
・集中力がなくてもよい。散漫力を活用。
「知肉」のつけかたとして、「罪と罰」を例にしていたのが分かりやすかった。なるほど読書はこうやってするのかと。そして難しい原著じゃなくても漫画でもいいと。なぜなら「知肉」にするのが目的だから。なるほどなあ。
現代の無差別殺人との共通点を見つける思考も恐れ入る。これも抽象化能力と言い換えてもいいのだと思う。
NotionやGoogle Keep、Feedlyなど、自分も使っているアプリが多く紹介されていたのも親近感。
ポケットというアプリは知らなかったが気になったので使ってみようと思う。 -
ツイッターでフォローしてお世話になっている佐々木俊尚さんの新刊本。
この方の発信は信頼しているのはもちろん,一目を置くものがある。
私が携わったあるプロジェクトがあったのだけれど,そのプロジェクトのことを取り上げてくれたのだ。
他の方はあまり取り上げてくれなかったようなので,広く情報を収集しているのは間違いない(笑)。
信頼はそれ以前からしていたので,取り上げてもらい嬉しかったのを覚えている。
そんな佐々木俊尚さんの裏側を知ることができるとあれば身につけたいところ。
分厚い本なのだけど,ツールの使い方,仕事の組み立て方の方法などとにかく具体的。
実は半分くらいはすでに使っていたのだけれど,まだ使っていなかったいくつかのアプリを使い始めた。
その中には使うのを諦めたアプリもあるのだけれど,使い方を見直したらいして,いい機会になった。
でもこの本の真骨頂は情報源の信頼性を見抜く方法。ツールの使用が目的ではないジャーナリストが書いてるだけのことはある。
将来,ツールは変わるかもしれないけれどこの部分は普遍的。現代に生きているのであれば,一読の価値は十分ある本に違いない。