- Amazon.co.jp ・電子書籍 (216ページ)
感想・レビュー・書評
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noteで著者の大奥の書評を読んで、とても面白かったので、興味が湧いて手に取った。
時代もジャンルも様々に、女性を語る本。
各章の切り口は面白く、読みやすかったけど、もっと紙幅を使って語って欲しかった、と感じた章もいくつかあった。
働くヒロインとか、平成の少女漫画のヒーローが弱い話とか、もっとあの漫画もあの小説も出して、と話し足りない気分というか。
この問いかけで始めたけどこれだけで終わるのか、もっと読んでいたい、と思ってしまう魅力ある文章なんだろう。
著者の文体や着眼点など好みなので、他の本も読んでみたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『大奥』で逆転したものの話や、2010年代坂道アイドル論が面白かったです。
あと、"この国は、少女が好きすぎる。"の一文に笑いました。男性クリエイターだけではないかな。みんな好きすぎ!
…と、全体的に楽しく読んたものの、なんかこう、ヒロイン論というと、ジェンダー論や女性性の話にいかざるを得ないのか…的な気持ちにもなり。
前書きで「ヒロインのきらめきに惹かれ、彼女たちの素晴らしさを語りたい」とあるので、もうちょっとテーマの幅を期待してました。 -
小説や漫画、ドラマ、映画、アイドルの「ヒロイン」についての作者の考察が書かれた本。こういった本を読むのはほぼ始めてだったのですが、YouTubeとかで漫画などの考察をしている動画を見る感じで、ライトに楽しみながら読めました。そういった考察・解釈系の話が好きな人は、楽しんで読めるんじゃないかなと思います。ただ、元となる小説や漫画などがあるので、何か知っているものがあったほうがより話がわかる気はします。
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映画や漫画やアニメをこんな風に女の子の視点で見たことがなかったので新鮮でした。優しい語り口でありながら分析は鋭いです。いろいろと新しい視点をもらえて目から鱗。
宮崎駿と萩尾望都の章は、謎かけと回答の流れが本当にみごとでした。 -
最近、三宅香帆さんの本