インド史 南アジアの歴史と文化 (角川ソフィア文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 高校世界史ではさらっと一言でまとめられるところが詳細に書かれていて面白い。
    特に商人や宰相という形でのインド南部へのイランの関わりが面白かった。
    各宗教の展開も詳しくていい。ヒンドゥー教にはアーリア語族以外の影響を強く受けていること、古代の同時代でも社会の特質によって宗教の勢力図が異なることが詳しく述べられていて、一言でまとめられない複雑さを堪能した。
    ただし文のつながりが論理的にわかりにくい、時系列が飛んだ説明なのに補助線がないなど読みづらい箇所も多かった。

  • 前半の地名、人名、王朝、制度、民族、宗教など馴染みのない言語の名前が頭にすっと入ってこず、ちゃんと理解できてない自覚はあるが自分の問題なので仕方ない。後半は馴染みのある時代ということもあり興味を持って読めた。インド、パキスタン、ネパール、バングラディッシュ、スリランカの関係など知れてよかった。

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著者プロフィール

1933年生まれ、東京大学名誉教授、大正大学名誉教授。専門は南アジア史。タミル語刻文研究やカレーの研究で知られ、History and Society in South india(Oxford University Press)によって日本学士院賞を受賞。『インド・カレー紀行』(岩波ジュニア新書)、『インド文化入門』(ちくま学芸文庫)など多数の著作がある。2015年、没。

「2021年 『インド史 南アジアの歴史と文化』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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