真夜中乙女戦争 (角川文庫) [Kindle]

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 5
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感想・レビュー・書評

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  • 作家として特に魅力的な世界観を持つ方。“20代で得た知見”など、日常に転がる正論と理想論とエモの融合、言葉選びに都度感動する。本作は、青春・恋愛・犯罪小説とのことだったが、作者の暴走ともいえる、皮肉で憎たらしい言葉の羅列に鳥肌が立つ。教授への質問の台詞回しは心から感動した。

  •  Fさんの本読んだ後って自分に心酔するよな、いつも踏みつけてるコンクリートにさえ思いを馳せてしまうくらいに
     多分みんな馬鹿になってるよね笑
     
     みんな乙女でかわいいなって思えるほど大人じゃないけど、街が爆破されることに対する心配よりもバカバカしいかわいさの方が勝っちゃった

     映画で先輩をエラちゃんが演じてたけど、エラちゃんと先輩がしっかりリンクしてて先輩になれんのはエラちゃんちゃんだけやったやろなって思った
    映画まだ見てないんだけどね笑

     5文字で表せることを1000文字で表してまうFさんに送ります、めんどくさい男ですね

  • 平凡な日常を送る「私」が黒服と出会い、事件に巻き込まれる物語である。
    先にこの本は最後まで読まないと面白さが分かりません、前半だけでは正直、面白くないでしょう、しかし、最後まで読み込むことによって前半の部分が面白く伝わります。面白さで言うと主人公の言葉、行動には注目していただきたいです。少しイタイ行動をする、めんどくさいなど無意味な行動を繰り返す主人公、言動もただ話すのではなく少しかっこつけた言い回し、恥ずかしいような言い方をする主人公に目が離せません。
    私はこの本を読み終えて少し、不思議な感情に包まれました、こんなかっこいい言葉を並べられるような人間になればどんな世界が広がっているのだろうかと思いました。

  • 「人は長所で好かれ、短所で愛される」というフレーズが心に残った。

    映画化もされている。

    自分なりの考察と他人の考察を比べるのがおもしろい!
    一番最初のページが黒く、そこに金と銀で乙女という言葉を主張した文が書いてあって、一気に本の世界に入れる。

  • ずっと以前からタイトルが気になってた映画化原作、初めてのF。
    大学1年の青年が、あるサークルに参加して一人の先輩女性と出会い・・・と、青春恋愛小説の様相から始まり、サスペンスな犯罪小説へと変貌していきます。中盤で「黒服」に出会ってからの展開はなかなかですが・・・
    私的に・・哲学書を読んでるような感覚でした。
    私はこの作品に共感できるほど、人生において深く悩んだ事はないようです・・(^_^;)

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著者プロフィール

1989年11月生まれ。神戸出身、新宿在住。男。著作に『いつか別れる。でもそれは今日ではない』『真夜中乙女戦争』。

「2021年 『真夜中乙女戦争』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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