「させていただく」の使い方 日本語と敬語のゆくえ (角川新書) [Kindle]

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    ── 椎名 美智《『させていただく』の使い方 ~ 日本語と敬語のゆくえ
    20220108 角川新書》 [Kindle]
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/B09NVC6RW6
     
    (20230207)
     

  • 坂道系アイドルの「このたび卒業させて頂きました」に違和感を覚える2023年。
    あと10年ぐらい経ったら、この違和感も雲散霧消させて頂くことにならさせて頂かざるを得ない、かも。
    敬意漸減はSNS含めた言論空間の民主化や低俗化とも呼応してるんじゃないのか。とかくこの世はテキストに溢れすぎている。

  • 「言葉は時代と共に意味も変わっていく」

    上記の一言で
    「させて頂く」に関して話が終わってしまうものを、
    200ページ近くに渡り
    データを用いながら記されてた。
    凄い。

    他の言葉で気になっているのは
    「全然美味しい」の『全然』かなー。

    途中途中読み辛かった。

  • 正しい学問の手法でことばの分析と評価を行った至極真っ当な本。これを読めば「させていただく」が無闇に多用される理由が分かり、腹立たしさも和らぐかも。

  • それとなく日常生活で関心をいだいていた「させていただく」の一語に一貫して
    今昔のデータ群を活かした言語研究のあり方(対象の扱い方)が門外漢にも一端を知ることが出来たように思う。

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著者プロフィール

1956年生。ランカスター大学大学院博士課程修了(Ph. D.)。法政大学文学部教授。言語学。『歴史語用論の世界―文法化・待遇表現・発話行為』(共編、ひつじ書房、2014年)、『歴史語用論入門―過去のコミュニケーションを復元する』(共編、大修館書店、2011年)。

「2015年 『目に見えるものの署名』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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