数値化の鬼――「仕事ができる人」に共通する、たった1つの思考法 [Kindle]

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  • ダイヤモンド社
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感想・レビュー・書評

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  • 数値化の鬼って難しい感じの謎のグラフとか謎の方程式使いまくりの鬼ムズ数学がでてきたらどうしようと思ってたけど読んでみたら私のような超文系ピープルでもフムフム納得しながら学べる本でした。

    まさに仕事ができる人になるための本!上司としても部下としても仕事ができるようになるための思考法をわかりやすく体系化して説明してくれてるのでどんどん頭に入ってくる。

    仕事の曖昧な部分を
    数値化することでわかりやすくできる               ★★★★★

    これで仕事バリバリできる人に!
    ★★★★★

  • 仕事で成長している実感がないと悩んでいる方におすすめの一冊。
    日々の仕事を数値というものさしで考える方法を教えてくれます。
    この本を読めば、ビジネスで結果を出すためのPDCAの具体的な回し方を学ぶことができます。
    日々の仕事を数値で考えるという意識を持てていない方は、ぜひ読んでみてください。

  • 識学関係の書籍の中では一番参考になった。

    識学自体は科学でも何でもなく、あくまでも経験則だと私は思う。
    ただ、何でも「数値化して考える」というスタンスは私にも腑に落ちやすい経験則だと思う。

    これは久々に人に薦めたいビジネス本であった。
    (ただ何回も手許において読むような本ではないため、★4つにした)

  • 識学の本。

    数字を無視して曖昧な表現をする。
    売上や利益など、数字が関係ないビジネスはない。
    定量、定性。
    などなど、非常に大事で、改めて考えさせられる本でした!

    自分自身も含め、どうしても曖昧な表現で逃げることがビジネスの色々な場面で出くわします。とにかく数字で表現してみることを心がけます。

    読みながら、成長がいまいちな部下のことをずっと考えていました。仕事のミスに対してのフィードバックが私自身も曖昧だったと痛感しました。
    総務、経理だとしてもミスの回数等で数値化できます。

    また、仕事の工程を細かく分け、変数を見つけることも大事です。
    改めて、売上の分解式等を頭においておくことが重要だと感じました。

    変えられるものと変えられないもの、というくだりは、7つの習慣の「影響力の輪、関心の輪」と同じだと思いました。とても大事な考え方です。

    行動力ファーストは、「データの見えざる手」の自発的な行動に似ていて好きな考え方です。

    この本を読みながら、iPhoneにやるべきことを3つメモしたので、次回の会議で実行したいと思います。


    ↓メモ
    ★「数字がすべてではない」という言葉を、「数字は無視していい」 と、都合よく解釈してしまっている

    ★人は、自分にとって都合が悪いときに、 曖昧 な言い方をする

    昨今のSNSをのぞいてみればわかるように、「数字」よりも「言葉」のほうが過剰になりすぎている

    ★売上や利益など数字が関係しないビジネスなんてありません。その達成こそが第一です。社会問題の解決を目指す社会起業でも、利益を生まないと継続はできません

    多くのビジネスパーソンは、半年や1年間で目標を設定していると思います。 そのゴールを漠然と目指している状態は、夏休みの宿題を抱えて「そのうちなんとかなるだろう」と思っている状態と一緒

    ★言葉だけの目標は「定性的」と言います。一方で、ちゃんと数値化された目標は「定量的」と言う

    ★部下や同僚が、「販売力と企画力を強化します」「モチベーションを倍に上げます」としか言わないときは、 ちゃんとそれを具体的に数値化させてください。 「英語力を上げる、ではなく、TOEICで800点をとる」 「販売力を上げる、ではなく、売上を 15%アップさせる」

    ★その痛みは一時的な筋肉痛のようなもので、確実にあなたを成長させている証拠

    「あの店がとても好きです」(主観)
    「あの店は週2回通っているほど好きです」(客観)

    疑問に思うことを1つ1つ確かめている人より、与えられたことを素直にやる人のほうが仕事は上達します。 まずは、体に覚えさせてしまう。

    ★総務や経理のような「管理部門(バックオフィス)」や、デザイナーや介護士のように、 数値化がすべてじゃないような職種があります。 その場合は、どのように目標設定すればいいのでしょう

    ★「ミスの回数は何回だったか」

    ★「量」よりも「質」が上回り、「質を上げること」が目的になってしまうことは大問題です。 あくまで「行動量ファースト」であり、それをキープしたまま「確率も上げていく」というのが正しい順番

    経営者 「この事業の進捗はどうですか?」 担当役員「順調です」 経営者 「わかりました。その調子で頑張ってください」 こんな甘いやりとりだけで報告を終える経営者の下で働きたいでしょうか?

    多くのビジネスパーソンは、次の2つのパターンで苦しんでいます。
    ・「変えられないこと」を変えようとする人
    ・「変えられること」を変えられないと思い込んでいる人
    本来なら、「変えられること」を変えようと努力し、「変えられないこと」は早々に見切りをつけること が大事

    ★仕事の工程を細かく分けるところから始める
    「変数」を見つけるためには、 やることを時系列で整理

    その部下が新人や若手のときは、「D(行動)」、つまり「KPI」を日報やほうれんそうでチェックします。部下がベテランに近づくにつれて、細かなチェックをやめて、月ごとや期ごとのチェックに変えていく

    ★店舗で客商売をしているのであれば、
    ・来客数は何人なのか
    ・単価はいくらなのか
    ・リピート率は何%なのか
    などの数字を洗い出してみる

    「その取り組み方は間違っていないので、そのまま行動量をキープしてください」

    「プライベートや趣味を充実させたい」 「会社以外のコミュニティを最優先したい」 そういった考えは、もちろん否定しません。
    ワークライフバランスが重視され、若者は共働きが当たり前の社会です。 ただ、もっとも重要なのは「本業」である仕事や会社での成長だと思うのす。

    ★仕事は、人生の中で唯一、「糧」を得ることができる場所です。

  • 識学の考え方がおもしろくリーダーの仮面に続きこの本を読みました。リーダーの仮面と被るところも多々ありましたがとても参考になることが多い本です。会社の会議など雰囲気で物事が良い、悪いということがあります。また声の大きい人によって雰囲気で良し悪しを判断してしまうこと、成果を本気で作ろうという会社には判断材料があまりに不十分です。会社内の物差しを作ることはこの本で学んだ大切なことです。社長と仲がよいから、目立っているから評価が高いというのは会社が大きくなればなるほど公平性に欠けていきます。数字を使って論理的に評価していくことは会社の会議、人事評価、給料全てが理に叶っています。しっかりと数字で物事を見ていくこと経営者が意識して社内の物差しを作っていきたいと思います。数字をみる=結果だとおもいますが、その経過、手法は人それぞれです。手法にこだわらずその人のやり方、つまりその人自身を尊重する経営者でありたいと思います。

  • ▼サマリ
    ・PDCAを1日単位まで数値化することで、①行動量、②適切な評価 に繋がる。
    ・この時、割合には注意し、適切に「行動」できる目標を設定する。
    ・また、問題を時系列で整理し、課題の仮説をなぜなぜ分析(P)し、「動かせる変数」であることを証明(C)する。


    ▼詳細
    1. PDCAのP(計画と目標)と、D(実行)の徹底した数値化が、①行動(KPI)と、②それに対する適切な評価も作る。
    迷わないレベルまで1日のD(行動)まで落とす。

    2. この時、割合には気をつけ、分子分母を確認する。

    理由は、行動の阻害になる可能性があるため。
    例えば、「12/20受注の60%」 < 「100件中40件受注の40%」が本当は価値がある。なのに割合のせいで「今60%だから行動を減らそう」と考えて行動を減らす可能性がある。

    3. 数値化の目標では「動かせる変数」を探す。
    具体的には、20CV足りないという問題に対して、「時系列」で整理する。特定した課題の仮説を探し「なぜ」で深ぼる。それで数値が上がれば、その仮説が変数であったことが証明される。

    この世は、「動かせない変数を動かそうと思って成果が出ない人」「動かせる変数を動かせないと思って成果が出ない人」が多い。

    また、多くの先人の学びも「仮説」でしかない。実際に試して数字が動いたとき、「変数」と証明される。


    ▼明日から変えるポイント
    ・計画と目標(P)も実行(D)も、1日まで数値化し、結果も数値化して伝える。
    ・Pには時間をかけず、Dに時間をかける。
    ・「動かせる変数」を適切に証明する。

  • ●数字=感情を切り離してくれるツール。
     ”社長の肝いり案件””頑張っている”など解釈の余地を許さない。

    ●数値化=プレッシャではない。
     数値化に感情を入れ込むから不必要な軋轢を生じる。あくまでブレない客観指標
     として数値化をし、その上で各メンバーの不足箇所を擦り合わせ、改善プロセスを
     回すこと。

    ●Doができないメンバー  
     ①何をすればいいか明確でない。Planの数値化が甘いから悩んで、余計な逡巡
     ②失敗したくない(Doした後の適切なサポート&振り返り)
     ③上司やリーダーの発言に納得できていない
     ※根本的な理解や腹落ちは遅れてやってくることも認識すべき。可能な限り適切、
      ロジカルに指示しつつ、ウジウジ言わずまずやってみさせることも重要。
      好きな曲を、イチイチ歌詞の意味を調べてから覚える人は居ない。

    ●確率への逃げ。
     絶対量がこなせなくなる中堅程、転換率、中間KPI,などの確率を強調し始める。
     絶対量(KGI/受注数など)を放棄して中間KPIに視座を落とした瞬間成長は止まる
     
    ●評価にはプラスかマイナスしか無い。
     1~5点評価の害悪。程々なら3がもらえる前提。未達なら本来マイナス。
     ここで上司の期待値とメンバーの目線(評価)がずれる。

  • 学んだこと。生かしたいこと。

    ①目標はあいまいにではなく具体的数値とする

    ②目標クリアできなかったときはなぜ達成できなかったのか、どう改善するのか鬼にとなって見直す

    ③評価軸を沢山持ちすぎない(暗記できていつもその努力ができる数にする)

  • 数値化とはPDCAを回すこと
    数値化された目標にする。

    行動量が大事。

    目標に繋がる行動を何回や何時間やったかと捉える

    5年後の姿と今日のKPIは繋がっている

  • ○概要
    仕事を数字で管理しPDCAを回していくことを説いたビジネス書。

    ○感想
    どれが定数、変数かを見極め、検証していくことで、KPIの精度も高まり、成果に繋がると学んだ。
    まずは量を実行し、その上で変数を見極めていきたい。

    ○メモ
    "成果に繋がるKPIにどれだけの回数、時間費やしたのか"

    ○アクションプラン
    仕事の変数を洗い出し、特に重要なKPIを定めて、検証する

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