面白すぎる!日本史の授業――超現代語訳×最新歴史研究で学びなおす [Kindle]
- あさ出版 (2022年2月20日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (254ページ)
感想・レビュー・書評
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歴史好きお笑い芸人・房野史典さんとNHKの歴史探偵などにも出ている歴史学者の河合敦先生の共著。
子供の頃に教科書で習ったことが、最新研究で否定されてしまっているような日本史のトピックスを、読みやすく面白く紹介してくれる往復書簡のような共著でした。
歴史って研究されてどんどん変わっていく(わかっていく
)ものなのですね。
聖徳太子に始まって、織田信長やら、坂本龍馬まで、今までの私たちが習ってきたイメージが覆されることしきり!
房野さんが面白おかしく歴史のびっくりを紹介し、河合先生がしっかり最新研究の話をしてくれる。
聞いたことがある「最新研究」もあったけれど、え?それは知らんかった!ということもたくさんあって面白かった。
とはいえ、またきっと忘れちゃうので、たまにこういう本を読んで頭の中の「歴史」の部分を更新しておかなくちゃ、と思いました。
こういう本がKindleUnlimitedに入っていてくれてありがたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
10年前と歴史の解釈がだいぶ変わってきたと聞いたので本書を手に取ってみた。
学生当時習っていたことが1次資料からくる説なのか2次資料からくる説なのか考えたことが無かったけれど、自分の性格的に突き詰めたくなるので受験期に知らなくてよかったなと。
所謂試験の正解はあるけれど、色々な解釈があって、本書ももちろん執筆者たちの主観が混ざっていると思うので他にも同じようなジャンルを読んでみたい。 -
学生時代に勉強した内容と現在の教科書の内容がこうも違うと、今まで信じていた事はなんだったのか、と疑問符がついてしまう。聖徳太子や鎌倉幕府など今でも諸説入り乱れ決着がつかないまま、時に主流派の学説が優先され教科書に載る。まあ、内容はそれなりに面白いのでよしとしよう。
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NHK歴史探偵の河合先生と歴史芸人の房野さんによる最新の日本史の授業。
聖徳太子、蒙古襲来、信長、鎖国、綱吉などなど、アップデートされてる情報を読むだけで、歴史に疎い私はとても楽しめた。 -
日本史を学び直したいな〜と思い読んだものの、
覚えてないことが多すぎて。笑
日本史好きな方にはおすすめです!!! -
歴史に詳しい芸人さんと歴史作家さんがタッグを組んだ日本史の本。鎌倉幕府の成立年が変更されたり、聖徳太子の扱いが変わってきたりと、昔の教科書から変更された事柄や、トリビア的な話題が掲載されている。
芸人さんが書いた本といえば真っ先に思い浮かぶのが『ヘンな論文』。あれも"珍論文コレクター"の芸人さんが執筆した本なのだが、この二冊には大きな違いがある。
どちらの本もつかみは面白いのだが、『面白すぎる!日本史の授業』のほうは読み進めるほど「これ歴史作家の先生一人でまかなえたのでは?」と首を捻ってしまうのだ。
『ヘンな論文』のほうは論文集めも執筆も芸人さん一人でやっておられたが、こちらのネタ集め役はどうみても河合先生のほう。芸人さんにはキャッチーな語りを期待したのだろうが、本文での語りはいまいちキレがない。
上記問題から、「今、芸人が出す教養本が売れてるから便乗しようぜ!」という版元の意図が透けて見える。
便乗商法が儲けて、真面目な作家が売れなくなるような世の中にはなってほしくないので評価は低め。 -
40歳以上の人だと、昔からこう変わったと把握できていいと思う。タイトルにあるように面白いと思う。
歴史も普遍と思いきや、研究者の研究で変わっていくことがわかった。
現代のちょっとしたことでも議事録を付けてないことも多いし、それも主観かどうかわからないので、昔だったら改竄されても仕方ないなと思った。一次資料を調べる研究者はすごいと尊敬できる。