ベンチャー・キャピタリスト 世界を動かす最強の「キングメーカー」たち (NewsPicksパブリッシング) [Kindle]
- ニューズピックス (2022年3月11日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (578ページ)
感想・レビュー・書評
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ベンチャーキャピタルの業務実態を学ぶのであれば他の本のほうがよい。それぞれのベンチャーキャピタルのインタビューが主であるため、それぞれのVCのアピール記事が多い。
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シリコンバレーで有数の投資実績を誇るSozoVenturesの協力を得て、50人以上のVCの独占取材に成功、本書では30社38人のインタビューに集約したものになります。
個人的にこの本の作成には海外で活躍する投資家にも協力してもらったそうですので、その人たちがどういう投資をしているのかも気になりました。 -
いろんなベンチャーキャピタルを紹介している。
どういう視点で投資をしているのかいろいろパターンがある。
未来がわくわくしてくるような本である。 -
VCという存在に対して長らく抱いていた謎が、ひとつひとつ解けていく感じで、渾身の一冊をワクワクしながら読みました。
ベンチャーキャピタル(以下、VC)の源流が19世紀の捕鯨産業だったとか、コロナ下で世界中に名を轟かせたモデルナのワクチンもVCが出資したからこそ形になったとか、業界人には当たり前かもしれませんが、私にとっては驚くような話の連続でした。
有名なVCのベンチャーキャピタリストへのインタビューは、どれも読みごたえがあり、後藤直義氏の真骨頂と思いました。
“一家に一冊あってもよいのではないか”と思えるほどの本です。 -
●VC:米国で8000 , SVで2500
●世界の進歩=発明家(起業家)+資本家(投資家)
蒸気機関(ワトソン)+ロスチャイルド家
●Seed/ A / B / C : 2.2億、9億、20.9億、40億
●LPの期待値:投資金額を10年で3倍(年利12%)(セコイヤ:ave x11)
※米国債10年もの:年利1%, インデックス投資(S&P)6%
●SV VCの御三家:セコイヤ、ベンチマーク、アクセル
●投資判断
・何をしたら失敗するかを理解
・もし成功したらどれだけのビジネスサイズを期待できるか
・程よいチームで、将来性のあるマーケット。人材だけの期待はNG
●定量評価(magic-8 ball)
https://www.forbes.com/sites/alexkonrad/2016/02/10/social-capital-opens-up-its-magic-8-ball-growth-hacking-tools-for-any-startup/?sh=4a95a6eed039
●適格投資家要件(=Startup投資可能)※high risk投資から個人を保護
・資産が$1M+ or 2年連続で収入が$0.2M+
・2016年からはJOBS法が施行。誰でもオンラインで投資が可能に。
republic(https://republic.com/) -
500ページ以上にのぼる分量を読み終わって感じるのは、よくこれだけのインタビューをこなして、読みやすくまとめあげたなぁということ。
VCのトップランナーのインタビュー記事がメインだが、それぞれに個性があることがよく分かる、というより、そもそもVCがどんなものであるのかがよく分かる。
体系だって「VCとは〜」と語られるよりよっぽど有益だと思う。
「VC=起業家といっても過言でない」というのがよく分かる。
#本筋はと関係ないが、のっけからピーター・ティールの話が面白かった
辞書として手元においておきたい一冊だと思う -
途中でやめた。
スタートアップやる時にまた読む -
事例と各プレイヤーの投資哲学を広く深く取り上げている超充実の内容。ここまでの厚みを一冊に、根気強く仕上げて頂けたことに感謝ばかりです。
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もう最強に面白かった。世界が、未来が、どうやってできているのかその最前線の秘密のレシピが凝縮されている。作り上げた著者の情熱と執念に拍手。いかに日本がそのゲームから取り残されているのかという絶望もあるし、富が偏在的に一部のグループで再生産されているのかを批判的に読み解く必要もあるけれど。