諸星大二郎劇場 第４集　アリスとシェエラザード (ビッグコミックススペシャル) [Kindle]

著者 : 諸星大二郎

• 小学館 (2022年3月30日発売)

感想・レビュー・書評

[yonosuke2022さんの感想 · 2022年4月21日]

諸星先生はまだまだ元気だ！

[searanranさんの感想 · 2024年1月28日]

好趣味な（笑）諸星大二郎先生が、ヴィクトリア朝イングランドの悪趣味を描くミステリー漫画。
金髪美女アリスは探し物請負の仕事をしており降霊術を得意とする。黒髪美女シェエラザードは剣術も体術も自転車競争もこなす武闘派。美人だけど、ちょっとおかしなこのコンビが持ち込まれる厄介ごとを解決する。
ヴィクトリア朝イングランドだけあってオカルト・怪奇に満ちている。依頼人が変態ばかりでさすがは諸星先生（笑）
第一話を読んだらもうそこで止められなかった。短話集だけどグイグイ読んでしまう。
ヴィクトリア朝の風俗が描かれているところも、著名人物が出てくるところも歴史好きとしてはたまらない。コナン・ドイルがモブとして出てきたときは「おおっ」ってなった。
続きが楽しみ！

著者プロフィール

1974年、「生物都市」で手塚賞入選。「週刊少年ジャンプ」で「妖怪ハンター」連載デビュー。民俗学、中国の古典、ＳＦ等を題材に、幅広い分野で活躍する漫画家。代表作に「暗黒神話」「マッドメン」「西遊妖猿伝」がある。その独創的な作風から、高い評価を受け、2000年に手塚治虫文化賞マンガ大賞、2014年に芸術選奨文部科学大臣賞、2018年に日本漫画家協会賞コミック部門大賞等、受賞歴は多い。ジャンルを越え、多くのクリエイターに影響を与えたとされる。

「2019年 『幻妖館にようこそ　』 で使われていた紹介文から引用しています。」