英語の階級 執事は「上流の英語」を話すのか? (講談社選書メチエ) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 階級ごとによる英語の違いを具体例を交えて取り上げる。著者がイギリスで教育を受けていることもあり、話がかなり具体的で手触り感がある。取り上げる内容を身近であるものの、決して簡単ではない。ただこれは、階級による英語、それ自体の構造、詳細が複雑なためだと思われる。上流の英語とは何かと言うところを画一的に定義することがとても難しいと言うことがよくわかった。身も蓋もないが、結局上流階級がしゃべる英語こそが上流の英語であり、そこに無理矢理合わせすぎようとすると、ロウアーミドルクラスが喋ろうとする少し違和感のある英語になると言うことがわかった。言葉と言うのは生物なので、なかなか画一的な定義がしにくいが、それも含めて現代の英語のダイナミクスがわかる良書であると言える。

  • ふむ

  • 英語の中にも貴族の英語があることや、イギリスとアメリカの英語の関係など、英語のなかにも複雑な事情がある。
    英語を勉強している学生に、そんな奥深い英語をこの本で知っていただけたらと思います。

    中央館3F:図書 834.9//A62
    OPAC:https://opac.lib.niigata-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BC14113251

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著者プロフィール

上智大学文学部教授

「2015年 『英国近代郵便の成立 ~19世紀文献集成~ 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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