伯爵令嬢アニエスカは王子様に恋をして、獣人の下僕に王子様の婚約者を襲うよう命じた。しかし、下僕に裏切られ失敗。屋敷を追放され、王都から離れた辺鄙な村で身分を隠して暮らしていた。
大人になったある日、アニカ(村での名前)は会ったこともない新しい領主に見初められ結婚する事に。現れたのは、元下僕の獣人レイだった。
お互いの関係の認識に差のあった2人は、1年間白い結婚をしてみて、その後を決めることにした。
転生ものではなかったです。
2巻まで読んで。
アニカは悪役令嬢っぽい見た目で、確かに悪い事はしたし、大人になってもツンツンだけど、憎めない。
ツンツンしてるのに、メイド達に受け入れられてる(最初は避けられてたけど)のが楽しいです。
悪い事した子にげんこつして懐かれてるし、これからどんどん好かれていくといいな。
レイが求愛されてるって勘違いしたのは種族?の違いだから仕方ないとして。
王子の婚約者襲ってこいって言われて、番に裏切られたと思って恨むのも仕方ないとして。
ドラゴン倒して、褒美としてアニカとの結婚もぎ取ったのも良いとして。
部下がアニカに対して「村娘風情が」とか言ってるのを放置するのはどうなんだろ?
番がそんな風に言われてるのは平気なの?
メイド達にも最初無視されてたし。
ドラゴン倒して、部屋まで調えてから迎えたのに、そこはしっかりしてないんだ?って思いました。
そのマイナスイメージをアニカがひっくり返していくのが楽しいんですけど、モヤモヤ。
ツンツンアニカも、ワンコレイにドキドキし始めて。
レイはアニカの笑顔や、不意に出るデレにやられまくってて、なんだかんだでラブラブな2人。
これからどうなっていくのか楽しみです。