爆発物処理班の遭遇したスピン [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 量子力学とか難しそうな話を私でも楽しめるくらいわかりやすく描いてくれていて読んでいるとなんだか賢くなった気分になってくるかしこ面白い作品も筋骨隆々アウトローなゴリゴリの物語もいろんな味が一冊に詰まったS F短編集!!

    短編やのに話の内容がかなり濃くて表題作の「爆発物処理班の遭遇したスピン」を読んだだけでも長編作品を読んだくらいの満足感があるし読後に考えさせられるタイムも味わえる!

  • 内容がそれぞれ違う8篇の短編。SFからミステリー、ホラー、社会ものと内容は幅広く、どれも読み応えがあった。

  • 様々な時代、国、人種の短編を読めて満足度がとても高かった。
    日常のすぐ側にある非日常の雰囲気が素晴らしい。

    特に映画好きの自分にはジェリーウォーカーが堪らなかったのと、テスカトリポカのコシモを思い出す主人公が出てくる くぎ が印象に残った。

  • 勝手に思っていたのとは多く違って、困惑しながら読んだので点が低め。
    表題作の読み始めはすごくいい感じだったのですが、読み進めるとついていけず。

  • 題名に惹かれ、表題作だけ読みました。本当に失礼なんですが、結末がフワッとしており、作者の「こんな難しいことも書けるぜ!」みたいな自己満足感が先行してしまいました。しかし今後、このような挑戦的な仕掛けできっちり最後までまとめ上げられでもしたらお手上げの傑作が生まれるかと思いました(何様)

  • 体調の悪い時に視る夢のよう。

  • 『猿人マグラ』と野良犬駆除の話は裏表みたいだ、と読んで思っていた

  • 怖い怖い短編集

  • 短編集。はじめの題名通りの読み物が一番面白かった。著者は理系の方かな。かなり専門的な内容が含まれている。

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著者プロフィール

1977年福岡県生まれ。2004年、佐藤憲胤名義で書いた『サージウスの死神』が第47回群像新人文学賞優秀作となり、デビュー。2016年『QJKJQ』で第62回江戸川乱歩賞を受賞。『Ank: a mirroring ape』で第20回大藪春彦賞、第39回吉川英治文学新人賞を、『テスカトリポカ』で第34回山本周五郎賞、第165回直木賞を受賞。

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