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感想・レビュー・書評
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池井戸さんの最新刊。
「消防団がテーマなんて、ずいぶん地味そうなミステリーだな」とも思ったが、発刊早々オーディブルでも聴けたので、有り難く拝聴した。
都会からのどかな山村地域に移住してきたミステリ作家・三馬太郎が、消防団に入団し、小さな集落で相次ぐ放火事件の真相を追っていくー。
…地味ですよね。
それに、「半沢直樹」みたいな単純な勧善懲悪ものでなく、田舎ならではのなかなか深くて複雑に人間関係が絡むので、なかなか善人悪人の区別がつきません。
したがって、盛り上がりもすっきり感もセーブされた感じです。
ただし、最後まで予想外の展開のミステリー。しっかりと楽しめます。さすがの筆致力。
ところで、消防団は市町村の非常備の消防機関であり、その構成員である消防団員は他の本業を持ちながら、権限と責任を有する非常勤特別職の地方公務員として、「自らの地域は自ら守る」という精神に基づき、消防防災活動を行っている。
この小説を読んで、そんな消防団の活躍のさまを知れた。
全国の消防団の皆様にこの場を借りて感謝いたします。
いつも、ありがとうございます!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
他の好きな作品を基準にしているので、★4としましたが、とっても面白かったです。
ほのぼのした田舎の風景、仲間と生活するなか、さまざまなイベントを通じ、展開していく。
私はサスペンス、と最初思わずに、普通に消防団の話だと思い読んでいたので、途中からズズッと引き込まれました。
ほのぼのイベントの中にもハラハラはありました。
夏にはドラマ化ですよね、たのしみです。-
こんにちは、ドラマ化本を読んだ後知ったので楽しみです。
あと、恥ずかしながら
あの陸王や半沢直樹書かれた作家さんとは知らずに読みました。
...こんにちは、ドラマ化本を読んだ後知ったので楽しみです。
あと、恥ずかしながら
あの陸王や半沢直樹書かれた作家さんとは知らずに読みました。
面白いはず、ですよね。
(はずかしいー。)2023/01/12 -
返信コメントをありがとうございました。
ハヤブサ消防団、返却日が昨日で読了できずにやむなく図書館へ返しました。再予約を入れましたが、228...返信コメントをありがとうございました。
ハヤブサ消防団、返却日が昨日で読了できずにやむなく図書館へ返しました。再予約を入れましたが、228番目ということで何時になるやらデス。
2023/01/13 -
2023/01/13
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舞台は名古屋に近い、地方でのお話。
2/3ぐらいまでは、田舎ならではの、人のつながり、誰々の息子、同級生、幼馴染。豊な自然の描写など楽しく読んでいたのですが。
あれれ、それでいいの?
教団に関係していてその態度?
挙句の果てには本にしてくれ?
あまりにも身勝手じゃありませんか?
てな感じで読了です。
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池井戸さんらしい展開でした。
マンガで言うと浦沢直樹かな
なんだかんだでハッピーエンド
星3つです! -
内容はドラマよりも濃く、面白いです。人間関係も微妙に違う。ハラハラする場面や緊張する場面などもあって読み応えあり。
消防団という役割をきちんと知らなかったので、そういう事も覚えれた。 -
ほぼ一気読みだった。池井戸潤の作品は初めて。ドラマを見ずに先に小説を読んでみた。田舎暮らしの描写が私にとっては非日常的で物語の世界に浸ることができた。展開は読めそうで読めない。宗教団体に対するそれぞれの想いが交差して物語は進んでいく。小説の違いを楽しみながらドラマも観てみようと思う。
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田舎暮らしといえば、大自然に囲まれてのんびりと…、のイメージで憧れるけど、舞台となる、“ハヤブサ地区”とんでもない事件の舞台となっていました。出てくる名物料理を食べてみたい。