キャリアの悩みを解決する13のシンプルな方法 キャリア・ワークアウト [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 組織に依存するキャリアではなく自立型のキャリア形成を考えるための本。
    ホールのプロティアンキャリアの考え方を軸にワークを通じてキャリアを考える本。
    多くのワークがあるので楽しく読むことが出来た。

    アイデンティティ(自分の軸)とアダプタビリティ(適応力)を持ち自分のキャリアを形成する。
    ビジネス資本と社会的資本を増加させることにより経済的資本も増加をさせる。

    とても読みやすいので自分のキャリアを考える第一歩としてはいい書籍。

  • 年齢や過去の経験でキャリアを諦めない、というメッセージは糧になった。
    雇われ先に「こんなに尽くしたのに」とすり減るよりは「いつ辞めても大丈夫」な心構えでいると楽なのは確か。誰も彼もが、ずっと同じ組織で出世の階段を登れるわけでもないし、そこに価値を置かない方がいいよ、というのも、当たり前だけど清々しい。
    こういう考え方が雇われる側の主流ですよ、というのが、労働環境も変えていくといいけど。

  • 法政大学キャリアデザイン学部教授の田中先生がキャリア論について2019年に「プロティアン」を書いたが、その実践のための本。前回の内容をさらっと復習しつつ、仮想の主人公がどのようにプロティアン・キャリアを実現するか、ストーリー仕立てで描いている。
    正直、ある程度キャリアを考えながら動いてきた人には当たり前すぎてあまり刺さらない。一度も考えたことがない人が入門書としてHowtoを知るにはいいだろう(そのあとに理論編であるプロティアンを読むともう少し理解が深まる)。

    全部で3章仕立て。その中に13のワークがある。
    1章は理論的な背景で、なぜこれをやる必要があるのかを解説している。
    2章は実施前の計画の部分や心構えについての記述。
    3章は実際の行動ややり方について具体的に書かれている。

    おそらくわかりやすさを優先して書いているため、若干おおざっぱに決めつけている印象を受ける。例えばp73に伝統的キャリアとプロティアンキャリアを比較する表があるが、プロティアンキャリアを実現していても、ある部分は伝統的キャリアな考え方を持っていても十分成立すると思われる個所がある。すべてがはっきり分かれているわけではなく、自分のポジションを把握し、理解したうえで考えながら動くことが重要なのであろう。

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著者プロフィール

1976年生まれ。法政大学キャリアデザイン学部教授。博士(社会学)。一橋大学大学院社会学研究科博士課程を経て、メルボルン大学、カリフォルニア大学バークレー校で客員研究員をつとめ、2008年に帰国。専攻は社会学、ライフキャリア論。著書に『先生は教えてくれない大学のトリセツ』(ちくまプリマー新書)、『ルポ 不法移民』(岩波新書)、『覚醒せよ、わが身体。』(ハーベスト社)、『丼家の経営』(法律文化社)、『都市に刻む軌跡』(新曜社)、『走らないトヨタ』(法律文化社)他多数。訳書に『ボディ&ソウル』(新曜社)、『ストリートのコード』(ハーベスト社)。株式会社ゲイト社外顧問。

「2019年 『教授だから知っている大学入試のトリセツ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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