ウクライナにいたら戦争が始まった (角川書店単行本) [Kindle]

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  • KADOKAWA
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感想・レビュー・書評

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  • 突然はじまった戦闘の中
    逃げまどう琉唯姉妹
    両親と混乱の中はぐれ
    周りは 言葉も通じないウクライナの人々
    敵か味方すら分かりません

    流されるまま 必死に逃げる姿は
    恐ろしいくらいにリアル

    銃を手に入れ応戦
    なんていう 都合の良さはなく
    ひたすら逃げます

    まったくの想像ではなく
    出来る限りのインタビューから
    書かれた小説だと思うと
    心から 戦争なんてしたくない
    と思えますよ

  • 今の自分には あまりにも

    現実離れした内容で。

    でも このような 事件は

    真実です。

    今の世の中に

    このようなことが。

    ここで起こったことは 他言無用です。

    さすが 日本です。

    おかしいでしょう。

    松岡さんの 歴史小説は

    8月15日に吹く風など

    すごく好きです。

    今回は 好きと言うことを 通り越していますね。

  • フィクションでありながらあまりにリアルで恐ろしい描写に、時に身震いしながら読み進めました。登場人物は架空でも、実際にこのようなことが1年前に起きたのだと考えると読み進めるのも辛かったけれど、自分の身にも起こりえると思いながら最後までほぼ一気に読んでしまいました。
    戦争に市民が巻き込まれるやるせなさ。あってはならないことなのに誰にも止められないのはなぜか。
    突然巻き込まれ、何度も危機的な状況に陥るどこにでもいるような高校生が、死に物狂いで逃げながらも目の前の現実を必死で推察しようとする姿に胸を打たれました。

  • どの様な執筆意図なのかな(この後の感想消えた)
    ウクライナで平凡な日常(離婚寸前)を送る家族が
    ロシアの進攻が始まると、一瞬で戦闘暴力により
    家族が離れ離れとなり死を前にしても思考は滑り
    能力は低下して現状からの脱出もままならない
    ホンの僅か降り注いだ奇跡のお陰で再会を期すが
    能天気な官吏の見当違いな対応を見て、今の政府
    ならあり得るなと思えてきた
    税金の使い方と同じで、平時と非常時の区別も出
    来ないポンコツ政府ですね☺️

  •  

  • 残酷な描写や、主人公達の心情は辛かったけれど、どうかどうか助かりますようにと願いながら一気読み。最後、フィクションと書いてあってホッと感じてしまった。けれど、現実、戦争が起きたらこの物語と同等、これ以上に酷いことが起こって当たり前なんだろうなと痛感した。
    自分は子ども達を、家族を守れるのか、生き延びられるの…。
    戦争を他人事、テレビの中のことと思わずに、日々考えておく必要がある。
    物語最後、政府関係者の態度がより一層、戦争の残酷さを浮き彫りにしてるような気がした。

  • もしかしたら、自分の身に起こっていたかも…小説であり、体験談

  • フィクションだから奇跡が起きてすんなり助かるんだろう
    そんな予想を大きく裏切られた

    タイトル通り、戦争がはじまってすぐに帰国するのかなと思いきや
    後半に向けて次から次へとトラウマ級の災難が主人公家族を襲う

    起こった事象など帰国者の証言をできるだけ正確に記してあるという
    脅威にうとい日本
    いつか来るかもしれない日に備えねばと思う

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著者プロフィール

1968年、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪春彦賞候補作「千里眼」シリーズは累計628万部超。「万能鑑定士Q」シリーズは2014年に映画化、ブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞。『シャーロック・ホームズ対伊藤博文』は19年に全米翻訳出版。NYヴァーティカル社編集者ヤニ・メンザスは「世界に誇るべき才能」と評する。その他の作品に『ミッキーマウスの憂鬱』、『ジェームズ・ボンドは来ない』、『黄砂の籠城』、『ヒトラーの試写室』、「グアムの探偵」「高校事変」シリーズなど。

「2023年 『高校事変 16』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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