運動脳 [Kindle]

  • 2022年8月19日発売
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感想・レビュー・書評

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  • 運動の効果について、色々なデータを用いて説明してくれるのだけれど
    結局は「運動がいい」というところに帰着するので
    少しくどく感じてしまった。

    何にせよ、運動をしようと思わせてくれる本で
    自分もランニングを習慣にしました!

  • 年末に年始からは運動してダイエットを...と思い読んだ。
    やる気になるという点では効果あったと思う。
    有酸素運動が集中力・記憶力を高め、創造性発揮にも効果的であることを脳の働きからわかりやすく解説してれる。筋力トレーニングは連想記憶力のアップに効果あるらしい。但し疲れ切るまでやるのはダメらしい。
    痩せて、頭の働きがよくなるなら、ウオーキング・ランニングをやってみようと思わせてくれる。

  • 「生物学的には、私たちの脳と身体は今もサバンナにいる。私たちは本来、狩猟採集民なのである」
    と書かれているように、人間は動く事が当たり前。
    いろいろな研究や論文などから、私たちでもわかりやすいように書かれていて、とにかく興味深い。心身の不調が最近増えているのは、身体を動かさなくなった事だそう。
    さあ身体を動かそう。

  • 脳は、25歳以降毎年1%縮小しているが、有酸素運動など習慣的にすることでその縮小を止め、さらには拡大することも出来るらしい。
    鬱病の薬より、運動のほうが効き目がありかつ、持続性もあるらしい。
    運動により、痴呆症予防にもなり、暗記力もあがるらしい。
    子供の脳の発達には、運動が不可欠で集中力も増すらしい。

    私たちの祖先が何百万年と営んできた狩猟採集生活をやめて農耕生活に転じたのが1万年前、200年前に農耕社会から工業社会に変わり、デジタル化社会に取って代わられ、今では原野で身体を動かして食料を調達する必要はなくなった。狩猟採集生活からの時間を24時間(1日)に短縮すると、私たちは、午後11時40分まで狩猟採集生活、工業社会が始まったのは午後11時59分40秒で、デジタル社会つまりインターネットにつながったのが午後11時59分59秒であるという。
    要するに、現代人は1万年前の人間とも遺伝子的には変わらないのである。
    ほんの短期間に生活様式がことごとく変わり、それによって身体を動かす必要性は半分に減った。
    脳の進化の速度をはるかにしのぐ速さで、生活様式が変わり、肉体が追いついていない状態である。

    なるほど、科学的データもあり、この説はかなり有力だ!

  • 運動の好事例と推奨理由が、脳を切り口に語られていく論調が、新鮮で心地良く引き込まれていく。
    私の新たな気付きは、以下であった。
    ・ウォーキング・ミーティングの事例
    ・オルガ・コルテコの事例
    ・ブルーゾーンの住民
    ・脳と身体は今もサバンナ

    ランニングを趣味にしている私にとっては、終始、納得感を持って読み進められ、勇気をもらえた。
    ランニングは、年齢関係なく続けていくべきなんだなぁ〜

  • 色々と小難しい内容も含まれているが、結論としては週に3回、30分以上/回のランニングを行うと様々な精神、身体の疾患や病気を抑えられる上、記憶力や集中力も向上するということだった。

  • とにかく運動、納得。
    散歩したりジョギングしたりすると、たしかに頭も整理されたり、体もすっきりする。
    本を閉じて 運動!!

  • ・1回通読。運動は体だけでなく、脳(精神、心)にもめちゃくちゃ良いんだよってことを、複数の切り口からひたすら主張する本。howは薄め、徹底的にwhyを攻め続ける
    ・0より数分、出来れば数十分の有酸素運動

  • 機能的に優れた脳とは、前頭葉や頭頂葉など各領域がしっかりと連携している脳である。
    脳は変えられる。(脳の可塑性)
    運動は体に負荷をかけるストレスで、定期的に運動をすることでストレス物質(コルチゾール)が上がりにくくなる。しかもこれは、脂肪の燃焼を妨げる作用もあるので、痩せやすい体作りにも運動はつながるといえる。
    ADHDの特性のある人は報酬中枢におけるドーパミンの受容体が少なく、快感を得るためには他者より多くの報酬が必要である。そのため、退屈になりやすく、集中がしにくくなってしまう。一方、運動をすることで、ドーパミンを増やすことができ、集中しやすい環境を作ることができる。
    体力と学力には相関がみられる。

  • 脳にとって運動がどれだけプラスかをこれでもかと教えてくれる。運動のモチベーションを探している人にはおすすめ。
    脳科学には全く触れたことないし、書いてある理論的部分の1割もキチンと理解できていないと思うけど、人の心ってここまで科学的に説明できるのか(それが全てではないにしろ)とちょっと感動。心の好不調は誰にでもあるものだし、その時にこの本の知識があれば気の持ちようが少し変わるんじゃないかな。

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著者プロフィール

精神科医。カロリンスカ医科大学卒業。王家が名誉院長を務めるストックホルムのソフィアヘメット病院に勤務しながら、有名テレビ番組でナビゲーターを務める。『一流の頭脳』が人口1000万人のスウェーデンで60万部が売れ、世界的ベストセラーに。前作『スマホ脳』は日本でも爆発的にヒットした。

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