禅と日本文化 新訳完全版 (角川ソフィア文庫) [Kindle]

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  • まずは1、2章と解説から読み、その後全体的に読んだ。

    禅が日本文化とどのような関わりがあるのかを儒学から剣術、茶道、俳句など題材に主に海外の人向けに紐解いていくという内容になっているが、文自体がまさに禅問答のようなところが多くなかなか難しかった。

    ただスティーブ・ジョブズが禅に惹かれるようになったりと、日本固有の「禅」が今、これからも注目を浴びることになるのは間違いないと思う。

    鈴木大拙曰く
    『禅の修行の目的は「悟り」の獲得で、その「悟り」はどこか遠くの場所ではなく、日々の暮らしの経験の中に新たな意味を発見することである』

    俳句や千利休についてもう少し知りたくなってきた。

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著者プロフィール

1870(明治3)年、金沢市本多町生まれ。本名貞太郎。1891年、鎌倉円覚寺の今北洪川について参禅。洪川遷化後、釈宗演に参禅。1892年、東京帝国大学哲学科選科入学。1897年、渡米。1909年に帰国、学習院大学・東京帝国大学の講師に就任。1921(大正10)年、真宗大谷大学教授に就任。大谷大学内に東方仏教徒教会を設立、英文雑誌『イースタン・ブディスト』を創刊。1946(昭和21)年財団法人松ヶ岡文庫を創立。1949(昭和24)年文化勲章受章。同年より1958年まで米国に滞在し、コロンビア大学他で仏教哲学を講義。1956(昭和31)年宮谷法含宗務総長から『教行信証』の翻訳を依頼される。1960(昭和35)年大谷大学名誉教授となる。1961年英訳『教行信証』の草稿完成。1966(昭和41)年7月12日逝去。

「1979年 『The Essence of Buddhism 英文・仏教の大意』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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