- Amazon.co.jp ・電子書籍 (299ページ)
感想・レビュー・書評
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面白かった!
やっぱりミステリー×法律のケミストリー良き。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
(2023/152)『元彼の遺言状』に続く弁護士剣持麗子シリーズ第二弾。ただし、今回は剣持は主役ではなく(相変わらず強烈な存在感ではあるが)、同じ弁護士事務所のコーポレートチームに所属する一年後輩の弁護士美馬玉子が主役。何故か勤める会社が数年で倒産しては転職を繰り返す人物に関して、現在の勤務先で上がってきた妙な内部通報を、顧問弁護士事務所として調査する案件。それが事件へと発展して。。元々好きな類の分野ではあるけれど、それにしてもリーダビリティが高い。かなり好き。
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ドラマを見ているような爽快感がありあっという間に読了。主人公の過去も読み進めるまでわからず、なかなか奥行きのある作品だと思った。剣持麗子シリーズほかにも読んでみようかな。
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強キャラの剣持と組まされた後輩弁護士、玉子。ある内部通報の真偽を探るうちに…。
一応、「剣持麗子」シリーズの二作目。
でも、主人公は、剣持の後輩弁護士、美馬玉子で、
剣持はあくまでも補佐役になっている。
これまで、あまりにも、剣持の強さが際立っているため、
その対照として描かれた玉子のキャラは、
彼女の過去の重さから来るものなのだろうが、結構、自虐的だ。
剣持と比べ、「生まれた星が違う」と嘆く。
「世の中は不平等で、不条理」だという。
ワタシなんぞに言わせてもらえば、
苦学生であったとしても、
弁護士になり、有名法律事務所に勤め、十分、社会の表舞台を歩いている、
大いばりでいいと、思うのだが。
それはそれとして、
「会社を次々に倒産させている」という内部通報事案を、
剣持と二人で探るよう言い渡される玉子。
最初は、剣持を嫌っていた玉子だが、
二人で動くうちに、剣持の、強さだけではない、
ある種の優しさに気づき…。
今回は中心人物ではなかったが、
偏見のある、玉子の目を通しても、剣持の魅力が伝わってきて、
やっぱり、人間として面白いと、再認識させられた。 -
綾瀬はるか.大泉洋さんでドラマ化された「元彼の遺言状」シリーズ。ぶりっ子弁護士美馬玉子は先輩剣持麗子と彼女が転職する会社がいつも倒産するとの内部告発を受けて調査するといろんな人が亡くなります。破産、民事再生、投資家とかいろんなこともわかりやすく読めました。